「 銘心鏤骨 「 銘心鏤骨 」
気をつけていた、この体は以前の俺とはまるで別物のだから、もろすぎるから気をつけていた・・だが慣れとは
恐ろしいと今痛感した・・・油断はしていなかった。
『以前の俺なら簡単に両方守れると』
夜狩り中の些細な連携ミスで新人の一人がやられそうになり無意識に飛び出していた。
そう以前の魏 無羨なら余裕で新人も自分自身を守ってそして敵も倒していただろう。
だが今はそれが出来ない今は敵の動きを一時的に封じて「今だ、みんなのところまで下がれ」
慌てて新人が蒼い顔で下がっていく魏嬰は笛を敵に向けて動きを止めるが長くは持たない。
「ら・・含光君頼む」と言葉を発する前に敵が粉砕した。
流石藍湛助かる・・昔からここぞという処で助けてくれる、それを期待していた自分がいたことを再確認する。
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