カジノディーラーの受難△
廃チャイナタウンの一角
今にも潰れそうな町中華の店
町の衰退と借金で店は潰れる寸前であったが息子を売りに出すことで店と両親はなんとか守られた
中華料理屋の息子、荒仁は手先の器用さから齢10にしてカードを覚えさせられる
荒仁は、店と母親の為にカードを覚え、12になる頃にはすでにテーブルに立っていた
いまでは立派に客を捌いてカジノの売り上げに貢献している
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廃チャイナタウンの一角
長く愛された痕跡のある銭湯
町の衰退で若い者の利用が段々と減るなか、定休日にも利用者がいた
ある者は腕に錦鯉を、脚に龍を、背中に鬼を飼っていた
銭湯は憩いの場であった
血も涙も疲れも、全て洗い流す
銭湯では子供が働いていた
それぞれ、もう15と10になるらしい
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