誕生日「魈……いる？」
「どうした」
　旅人の一大事かと思い、魈は仙力を使ってすぐ傍へ現れた。望舒旅館の最上階。普段なら誰も踏み入ることはない場所だ。
「今日はお前の誕生日だって聞いたぞ～！　だからオイラ達、魈を祝いに来たんだ～」
　ところが、旅人の用事は拍子抜けするくらい些細なことだった。
「なんだ、そんなことか。我は特に誕生日だからといって別段何かがあるわけではない」
　今日が自分の誕生日ということすら魈は忘れていたくらいだった。もはや何歳の誕生日なのかすら忘れかけている。他の夜叉達が存命していた頃には、誰かの誕生日に酒を酌み交わすこともあったけれど、ここ数百年余り、そのようなことをすることもなくなっていた。

【涉英】千叶谈｜第四夜《狂潮》“里面的人不许动！”

 

 

探照灯巨大的光圈打在阴暗的角落，成堆的毒品扔在地上，面前抱头蹲着几个人。

 

 

“英智，我们又缴获了一个窝点呢~”

 

 

被称作英智的男人利落的给地上的人拷上了手铐，他抬头回了一个微笑。

 

 

“都亏了涉的线人，还是涉的功劳最大。”

 

 

“好了都别叽叽喳喳了，收队准备回去。”

 

 

“是！”

 

 

天祥院英智默默地走在队伍末尾，手里摩挲着刚才拷手铐时那人塞他手心的东西，一张不知道从哪儿撕下来的纸片，小得很。

 

 

“英智怎么走这么慢，身体不舒服吗？”

 

 

日日树涉从队伍前方一下子窜到了后面。

 

 

“涉？没有没有，只是在想这次抓捕行动这么顺利有点不太习惯。”

 

 

“看来英智最近的精神真的很紧张，这次休假我要带英智好好放松放松！”