⑤ 女体化(後天的に女体化しちゃう)(種自由のアスキラ) 「ええーと⋯⋯」
キラはベッドの上で固まっていた。それもそのはず、寝て起きたら本来無いはずの物があった。
「僕、男だよね?」
思わず確かめる様に自問自答する。キラの記憶が間違ってなければ生まれてこのかた男として19年の歳月を生きてきた筈だ。
「じゃ、じゃあこれは夢かな?」
夢かどうか確かめる為に自分の胸を掴む。ムニッと柔らかい感覚。
「⋯⋯⋯⋯」
やばい。現実逃避したい。これはタチの悪い夢だ。きっと連日の仕事疲れが出てるんだ。そうに違いない。
遠い目をしてもう一度寝て見ようとした矢先自室の扉が開く。
「キラ、何もう一度寝ようとしてるんだ」
「⋯⋯アスラン」
なぜミレニアムにアスランが居るのかと考えたがすぐに思い出す。
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