Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    めろん果汁

    字書き。絵は描けない。
    ワンクは置かない確固たる決意

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 9

    めろん果汁

    ☆quiet follow

    前の続き。名前ちらっと出てくるからエピ1から読むのがいいっすよ
    ワンクは置かない確固たる決意

    #同じ名前の人ごめんなさい
    #後悔はしてない

    episode2 ソウタepisode2 ソウタ
    「…え、俺が?人たらし?ゑ?????」
    くっそだるい授業を終えた放課後。俺ら以外誰もいない教室で談笑していた時だった。ソウタが不意に先ほどの発言をしたのだ。
    「人たらし?俺が?」
    「お前以外に誰がいんだよ」
    そう言って苦笑しているこいつ。こいつはユウとは違うタイプのイケメンで初対面で恥ずかしながら綺麗だなって思ったくらいだ。体は細く見えるけど俗に言う着痩せするタイプらしく、部活で鍛え引き締められた体は確かに目を見張るものだった。
    「でも実際タイガ結構モテるくね?」
    首を傾げて俺に聞くソウタ。くそ、こいつ自分の顔がいいからって…
    「俺がモテるわけねーじゃん」
    「そうか?」
    「そうだよ!」
    実際、俺はモテないわけではない。ただ、こいつらのモテようが異次元なだけだ。いつもだって放課後は女子に呼び出されていたりするし、授業終わった後にこいつらに会いに教室までくる女子もいるし。ただ不思議なことに、こいつらは同級生には全くと言っていいほどモテない。話しているとこも見るけど普通に世間話とかだし。
    「なんでだろ」
    心の中で言ったつもりの一言だったが、普通に口から出ていたようで。
    「?どうした?」
    顔のいいやつに顔を覗き込まれた。だから近距離のイケメンは耐性無いんだって!
    「いや、お前ら先輩後輩にはモテんのに同学年は全くだよなって」
    「あー……なんでだろ笑」
    少し歯切れの悪い言葉が返ってきたことに首を傾げる。まあいずれモテだすのだろう。
    「もったいねぇよな。ソウタっていざという時に頼れるしかっこいいのに」
    少し不満げにそう告げると、なぜかソウタは顔を真っ赤にした。肌が白いから赤くなったのが見やすい。
    「おまっ…そーゆーとこだぞ」
    「?」
    顔真っ赤にされて逆ギレされても…ま、とりあえず謝っといた。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    めろん果汁

    DOODLE前の続き。名前ちらっと出てくるからエピ1から読むのがいいっすよ
    ワンクは置かない確固たる決意
    episode2 ソウタepisode2 ソウタ
    「…え、俺が?人たらし?ゑ?????」
    くっそだるい授業を終えた放課後。俺ら以外誰もいない教室で談笑していた時だった。ソウタが不意に先ほどの発言をしたのだ。
    「人たらし?俺が?」
    「お前以外に誰がいんだよ」
    そう言って苦笑しているこいつ。こいつはユウとは違うタイプのイケメンで初対面で恥ずかしながら綺麗だなって思ったくらいだ。体は細く見えるけど俗に言う着痩せするタイプらしく、部活で鍛え引き締められた体は確かに目を見張るものだった。
    「でも実際タイガ結構モテるくね?」
    首を傾げて俺に聞くソウタ。くそ、こいつ自分の顔がいいからって…
    「俺がモテるわけねーじゃん」
    「そうか?」
    「そうだよ!」
    実際、俺はモテないわけではない。ただ、こいつらのモテようが異次元なだけだ。いつもだって放課後は女子に呼び出されていたりするし、授業終わった後にこいつらに会いに教室までくる女子もいるし。ただ不思議なことに、こいつらは同級生には全くと言っていいほどモテない。話しているとこも見るけど普通に世間話とかだし。
    766

    related works

    めろん果汁

    DOODLE前の続き。名前ちらっと出てくるからエピ1から読むのがいいっすよ
    ワンクは置かない確固たる決意
    episode2 ソウタepisode2 ソウタ
    「…え、俺が?人たらし?ゑ?????」
    くっそだるい授業を終えた放課後。俺ら以外誰もいない教室で談笑していた時だった。ソウタが不意に先ほどの発言をしたのだ。
    「人たらし?俺が?」
    「お前以外に誰がいんだよ」
    そう言って苦笑しているこいつ。こいつはユウとは違うタイプのイケメンで初対面で恥ずかしながら綺麗だなって思ったくらいだ。体は細く見えるけど俗に言う着痩せするタイプらしく、部活で鍛え引き締められた体は確かに目を見張るものだった。
    「でも実際タイガ結構モテるくね?」
    首を傾げて俺に聞くソウタ。くそ、こいつ自分の顔がいいからって…
    「俺がモテるわけねーじゃん」
    「そうか?」
    「そうだよ!」
    実際、俺はモテないわけではない。ただ、こいつらのモテようが異次元なだけだ。いつもだって放課後は女子に呼び出されていたりするし、授業終わった後にこいつらに会いに教室までくる女子もいるし。ただ不思議なことに、こいつらは同級生には全くと言っていいほどモテない。話しているとこも見るけど普通に世間話とかだし。
    766

    recommended works

    akaminikyu

    TIRED創作BL「つゆしらず」
    ワンライかなんかで書いたやつ
    「ほら、辿兄ぃ、起きて!」
    「んー……」
     ジリリリリと目覚ましが鳴る。けれど、その音は俺にとってはただのBGMで。おそらく数分間鳴り続けていたであろうそれに焦れて、俺の耳元で奏太が叫んだ。
    「……おはよ」
    「おはようじゃないよ、もう何時だと思ってんだよ。スヌーズ何回かけりゃ気がすむの」
    「まじか」
    「マジだって。はよ支度して出社しなよ」
    「うー……」
    「うー、じゃない!」
     布団をひっぺがされても、うううう、と唸っていたら、ドンっと体重が乗っかってきた。
    「おもっ!」
    「はよしろ!」
    「ぅえーい……」
    「ったく、こんなんでよくサラリーマンやってられんなぁ」
    「寝起きがダメなんだよ、俺、低血圧」
    「知ってるよ」
     そんな会話をしながら、少しずつ目を覚ましていく。時計の針を見て、やべ、マジでやべえわ、と一気に覚醒した。バタバタと洗面所に入り、トイレに入り、キッチンへ出ると、奏太が呆れた顔をしながらカウンターテーブルの上を指す。
    「はい」
    「っ、サンキュ!」
     いただきます、と慌てて座って、焼かれているトーストと卵を頬張った。
    「うま」
    「それは何より」
     俺とは違い、ゆったりとしている奏 5629