「アストラル~ ちょっと相談してもいい?」
「む。あめむが相談とは珍しいな。私でよければ聞こう。」
「ありがとう……あのね、私って重いのかなって…。」
簡単にまとめると
・マディラへの愛が自分は重いんじゃないか
・自分が重くてマディラに嫌われたら嫌だ
・重すぎるのって嫌だよねって話
「……なるほど。」
「最近そんなふうに考えちゃうことがあってさ、どうなのかなって……」
「そうだな。あめむは重くはないと思うぞ。愛があるというのはむしろいいことなのではないのか?」
「うーん……そう、なんだと思うけど……」
「あめむ、キミは他人との距離感を考えることができるのはすごいと思うぞ。
自分がどのくらい相手に干渉していいのか、相手がどんな風に自分との距離をとっているかを分析している。…これは大切なことなのではないか?」
「そうか……な?」
「ああ。現に、私の今の話をしっかりと聞いてくれている。遊馬とは大違いだ。」
「こ、こらこら……遊馬と比べちゃ失礼でしょ……。」
「遊馬は人の話を聞かないからな。デュエルの時も。」
「ふふっ。そうかもね。……アストラル、ありがとう。ちょっと楽になったよ。」
「そうか。私でよければいつでも相談に乗ろう。……ところで、その愛が重いというのは誰が言ったのだ?」
「……96。」
DT ジェムナイトの世界
「なあ聞いてくれよアクア!俺のあめむがすっげぇ嫉妬しててめっちゃ可愛いんだ!」
「……は。」
「俺が他のやつのデッキで使われてるってなんかの拍子で知ったみたいでさ、そのときあめむなんて言ったと思う?」
「……知るか。」
回想シーン
[確かにジェムナイト使ってるデュエリストさんいるけどさ~~~マディラ使われてるのってなんかヤダなぁ……これがジェラシー……ううう~~!!]
回想シーン終わり
「な!?めっちゃ可愛いだろ!?俺に嫉妬してくれるなんて……俺ら相思相愛だよな!?」
「そゆとこウザイぞマディラ。……というか、お前の方が重いんじゃないのか、それ。」
「ハッ。なんとでも言えよアクア。ジェムナイトの中で一番大好きってあめむは俺に言ってくれたんだぜ?」
「あ~~~~ わかったわかった。
(たぶん、あめちゃんはそういう意味の大好き、じゃないと思うんだよな。恋愛でもなんでもない、仲間として、相棒として好きだってことなんだろうな……)」
「アクア?どうかしたか?」
「いや、なんでもない。 ま、あめちゃんと上手くやれよ。……俺達もなんだがな。」
「わかってる。」