Elkidou_love
PAST以前書いた幻水2本拠地日常小話あまり書かないフッチも出てくるからカウントダウン記念に再掲
てるてる坊主『てるてる坊主、てる坊主、あーした天気にしておくれ』
子供達の笑い声が響く。白い布切れを持って、思い思いの形に丸めて顔を描く。
出来上がったてるてる坊主は大人達の手で本拠地のあちこちの窓辺に吊るされた。
ノースウィンドウ周辺は雨の日が続いていた。陽光は久しく顔を覗かせていない。
窓を叩く小さな雨粒、湿気を含んだ髪や服。土や石畳が濃く色づく。あちこちで大きな水溜まりが出来上がっていた。
鬱屈した気分は士気を下げる。晴れ間を求めて、てるてる坊主に願いを込めた。子供達が歌う。大人達も一緒に祈った。
てるてる坊主 てる坊主 明日天気にしておくれ
それから半刻ほどで、天気はみるみる好転した。
ひとたび雨足が弱まれば、澄んだ空気を求めて皆が一斉に窓を開け空を仰ぐ。晴れ間を求めて子供達が一斉に手を伸ばし駆け出した。晴れた晴れたと、街が一気に活気付く瞬間。
1599子供達の笑い声が響く。白い布切れを持って、思い思いの形に丸めて顔を描く。
出来上がったてるてる坊主は大人達の手で本拠地のあちこちの窓辺に吊るされた。
ノースウィンドウ周辺は雨の日が続いていた。陽光は久しく顔を覗かせていない。
窓を叩く小さな雨粒、湿気を含んだ髪や服。土や石畳が濃く色づく。あちこちで大きな水溜まりが出来上がっていた。
鬱屈した気分は士気を下げる。晴れ間を求めて、てるてる坊主に願いを込めた。子供達が歌う。大人達も一緒に祈った。
てるてる坊主 てる坊主 明日天気にしておくれ
それから半刻ほどで、天気はみるみる好転した。
ひとたび雨足が弱まれば、澄んだ空気を求めて皆が一斉に窓を開け空を仰ぐ。晴れ間を求めて子供達が一斉に手を伸ばし駆け出した。晴れた晴れたと、街が一気に活気付く瞬間。
Elkidou_love
MAIKING続きもの。タイトルが全て。過去の記憶を持つフッチが現代の学生生活を満喫する話②△月◎日
テストが返ってきた。赤点はなし!
フリード先生のテストはいつも平均点が低い。満点取った生徒がいるって本当かな。あんなの教科書丸暗記してないと無理だよ。
△月×日
もうすぐ冬休みだ。爬虫類の世話をするから学校には通う予定だ。勝手にブライトと名付けているアルビノのトカゲがやっぱり一番可愛い。羽が生えないかなぁ。
△月●日
爬虫類の保温用ヒーターについて担任に相談したら週末買い出しに行くことになった。学校近くに動物用品の専門店があって、口下手で強面のおじさんが経営している。動物の言葉が分かるって噂だけど、そういう封印球あったなぁ。
△月□日
下校途中生徒会長とあの人を見かけた。話はしなかったけど、楽しそうな二人を見ているとすごくホッとする。ちょっとケントに会いたくなってきた。…この世界のどこかにいるんだろうか。
1476テストが返ってきた。赤点はなし!
フリード先生のテストはいつも平均点が低い。満点取った生徒がいるって本当かな。あんなの教科書丸暗記してないと無理だよ。
△月×日
もうすぐ冬休みだ。爬虫類の世話をするから学校には通う予定だ。勝手にブライトと名付けているアルビノのトカゲがやっぱり一番可愛い。羽が生えないかなぁ。
△月●日
爬虫類の保温用ヒーターについて担任に相談したら週末買い出しに行くことになった。学校近くに動物用品の専門店があって、口下手で強面のおじさんが経営している。動物の言葉が分かるって噂だけど、そういう封印球あったなぁ。
△月□日
下校途中生徒会長とあの人を見かけた。話はしなかったけど、楽しそうな二人を見ているとすごくホッとする。ちょっとケントに会いたくなってきた。…この世界のどこかにいるんだろうか。
Elkidou_love
MOURNING途中だけどアップします。続きを書くかは…………フッチのキャラ設定は2で止まってます。私が3をクリアしていないので。
過去の記憶を持つフッチが現代の学生生活を満喫する話僕には記憶がある。
何の証拠もないけど、確信をもって過去の記憶があると言える。
これが前世と呼べるものかは分からない。
学校に入学して出会った人にどうしようもなく懐かしい気持ちを抱いた。
日記は、誰の目に触れるものでもないけど、僕が何を感じて、彼らとどう関わったか、向き合い直したか、それを言葉に文字に残そうと思って描き始めたものだ。
4月○×日
生徒会に立候補した面々が選挙活動をしている。演説をしている生徒の中にあの人がいた。どの時代でも率いることに長けているのだなと、なんだか他人事ながら嬉しくなる。票はあの人に入れようと思う。
5月○×日
陸上部に大型新人が入ったって話題だ。もしやと思って見に行ったらやっぱりスタリオン!韋駄天の名は伊達じゃないな。
2752何の証拠もないけど、確信をもって過去の記憶があると言える。
これが前世と呼べるものかは分からない。
学校に入学して出会った人にどうしようもなく懐かしい気持ちを抱いた。
日記は、誰の目に触れるものでもないけど、僕が何を感じて、彼らとどう関わったか、向き合い直したか、それを言葉に文字に残そうと思って描き始めたものだ。
4月○×日
生徒会に立候補した面々が選挙活動をしている。演説をしている生徒の中にあの人がいた。どの時代でも率いることに長けているのだなと、なんだか他人事ながら嬉しくなる。票はあの人に入れようと思う。
5月○×日
陸上部に大型新人が入ったって話題だ。もしやと思って見に行ったらやっぱりスタリオン!韋駄天の名は伊達じゃないな。