現パロ
地雷がある方は読まないでください。
キンキンに冷えた店内からイッポ外へ出ると、突き刺さるヨウな痛みがハダに走る。朝並んでいたトキにはチョード日陰だった店の前は、正に見る影もなく。
小さな商店街の真ン中にあるパチ屋は近所のジーサンバーサンが菓子を分け合いながらワキアイアイと打っていて、オレもそのオコボレに預かれるから気に入ってる。だが駅までの道中は軒並み低い建物ばかりで隠れる場所がなく“海”にスッカリ絞られ軍資金が尽きたオレは、暑さに負け手元に残った百円二枚を自販機に放り込もうとポッケをまさぐった。
そのトキ、グウウとハラのムシが鳴き空腹を思い出す。
朝イチでババアがくれたマンジュウやらセンベイやらを食っちゃアいたが、現在時刻は十五時過ぎ。トックに消化されきってた。
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