雨宮。DONE五伏ワンドロワンライ延長戦のお題 第20回 告白。を書かせて頂きました。初五伏でございます。拙い駄文ではございますが読んで下されば幸いです。第20回 お題 告白任務のない休日に五条のセーフハウスのひとつを恵はよく利用している。寮でもゆっくりできるのだけれど、本を一気読みしたい時に利用させてもらっているのだ。窓際の2人掛けのソファーに座り、陽だまりの中文庫本を読むこの幸せは言葉にならない。惠は本の質感と紙の匂いが好きだから触れているだけでも嬉しいのだ。ミネラルウオーターを飲みながら静かな部屋にページをめくる音だけが響く。このセーフハウスは1LDKでこじんまりしていて、居心地が良くて惠は好きだ。「めーぐー」いきなり五条が現れ恵の隣に座るので惠は吃驚して本を落としてしまう。「驚いちゃった?ごめん」「五条さん、あの、どうか普通に玄関からお願いします」バクバクする心臓を落ち着けながら惠は隣に座る五条を見るとにっこりと笑うのである。五条は飛べるのでこうして移動する事があるのは知っていたが、まさか自分のところに来るとは思っていなかった。「だってさめぐ、ここばかり来るじゃん」「五条さんの家はちょっと…」心底嫌そうな表情で惠はふるふると首を振る。「え…そんな嫌?」「広すぎて」理由が広すぎてと分かる 1743 1