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    政府開発局テスト運用本丸の設立提案書

    ざざっとアウトプットしただけのもの。固まってない部分も適当に書いた。
    本当は経過報告として本丸の日常を書きたかったけど力尽きた。
    設定が雨後の筍のように生えてきたせい。

    ##テスト本丸創成期

    2205年6月27日
    時間遡行対策省開発局局長 XXX様

    政府直轄長期運用テスト環境としての施策本丸の開設
    および霊力供給による本丸運用施策の提案

    報告者 開発局設備課 高井鷲二

    【本施策の目的】
     ①歴史修正主義者の軍勢の対する本丸・審神者不足への対策として、政府直轄の実運用本丸を設け、開発または試作段階の設備・システムの長期的運用試験を行い、より実状に即した設備・システムの開発、改良に繋げ戦況の支援、打開を試みる。

     ②歴史修正主義者の軍勢の対する本丸・審神者不足への対策として、試作段階の霊力保持装置による霊力供給での以下問題の解決を試み、実用化を目指す。
    ・霊力が不足・不安定な霊地での本丸設置・運営
    ・霊力が不足・不安定となり本丸運営が困難となった審神者の運営継続
    ・審神者任命に必須となる能力(霊力保持量、霊力出力量)が規定値以下である審神者候補の採用
    ・政府直轄部隊、政府職員および所属刀剣男士枠の拡大

    【施策期間】
     試用期間:発足から3年
     ただし、その後本運用開始とするか、試用を継続、または中断とするかについては運用方法や霊力供給者の体調、成長を鑑み、発足から2年半の時点で再考とする。

    【①テスト実施について】
     以下に実施についての要点を記載する。詳細は開発局通達の申請方法資料を参照のこと。

    ・テスト環境としての稼働については施策目的②のための供給環境系が整い次第、開発局各課からの申請重要度順に基づきテスト実施を行う。
    ・現時点での実施開始時期は本丸稼働から3か月後を予定。供給環境系の進捗状況については逐次報告を上げ、実施開始時期の変更が必要と判断される場合は速やかに各所伝達を行うものとする。
    ・テスト実施には申請者およびテスト作業者が開発局テスト運用本丸隣接の開発局ラボまたは、直接開発局テスト運用本丸へ出向しテスト作業を行う。霊力源はテスト作業者または、政府提供霊力源を使用とする。
    ・テスト実施において、本丸既設の設備から変更が必要な場合は申請時に申告を必須とする。 

    【②霊力供給の運営について】
     霊力保持装置(次項)を用いて、天野燕を霊力供給者とし管理者高井鷲二を霊力行使者として本丸の運用を試みる。※
     本丸設置の霊地からの霊力供給を本丸の通常維持、および霊力供給者の不調・不在時の臨時の霊力行使供給源とする。

    ※霊力行使とは、鍛刀、刀装作成、出陣、手入れ等の霊力ブーストにより起動・動作させる本丸機能・任務を指す。

    【霊力保持装置】
     開発局設備課により開発された霊力貯蓄物質と指向性を有する霊力の転送技術により開発された霊力貯蓄・配給装置。

    ■貯蓄玉
     XXXの骨紛をYYYの土とZZZの清流から汲んだ水で練りあげ焼成し結晶化、さらにZZZの清流で磨き上げ成形を行ったものを指す。量産用代替品として科学合成品A、B、C、Dを混ぜWWWの炎で焼き上げたものをZZZの清流から汲んだ水で研磨機にかけたものが使用可能。代替品の方が貯蓄量が低下する傾向があるが、今後量産体制と改良により実用可能と推測される。
    貯蓄量はYYYの土中または科学合成品A、B成分含有量による。
    貯蓄玉には以下の等級、サイズ区分を設ける。
    ※効力の適応範囲は着用者1人(1刀剣)または1設置個所
    ・微小玉 簡易術式の使用、または刀装の作成が可能
    ・小玉  刀装10連または、負傷なし刀剣の3日程度の顕現維持
    ・中玉  中級術式の使用、または
    ・大玉  霊地供給なしでの重症刀剣2振り、または霊地供給ありでの1部隊手入れが可能
    ・極大玉 本丸起動1回または、起動状態の1週間程度の本丸維持が可能

    詳細は『貯蓄玉生成および効力の研究報告 2203』を参照のこと。

    ■転送術式
     霊糸3号の5本 撚り合わせから●●式組みと△△式組みを併せた組みを行い、●●符を芯に巻き上げ、留め具に◇◇を用いる。
     大玉、極大玉のの場合は霊糸5号を用い、貯蓄玉半径(mm)と同じ本数で撚り合わせたものを使用すること。

    詳細は『組紐型転送術式と貯蓄玉での指向的霊力供給と制御についての研究報告 2205』を参照のこと。

    ■本施策での使用方法概要
     ・霊源接続者からの供給
     供給者(霊源接続者)に貯蓄玉(ブレスレット型)と転送術式(組紐型)併せて身に着けることで、常に一定量の霊力が吸収され、貯蔵用貯蓄玉(設置型)に霊力転送が行われる。
     貯蔵用貯蓄玉からは転送術式(注連縄型)により、各受信用貯蓄玉(ブレスレット型)を身に着けている刀剣男子へ霊力供給が行われる。
    ・霊地からの供給
     極大貯蓄玉を霊地に設置し、霊脈からの霊力を貯蓄する。テスト運用本丸の起動供給者の体調、本丸状況等を考慮し適宜、供給者からの供給と切り替えを行う。

    【霊力保持装置での霊力供給による本丸運営について】
    ■実運用への指標
     実運用に向けての指標を以下に示す。
     ・供給による鍛刀、刀装作成、出陣、手入れ等の霊力行使が連日可能
     ・供給の切り替えにより支障が生じない
     ・貯蓄速度が供給速度を上回る
     ・供給元からの霊力吸収により、供給元に支障が生じない

    ■展望
     ・霊力が潤沢である霊地、または霊力保持者から霊力供給を受け、霊力不足、または出力不安定である審神者の本丸運営・継続を可能にし、戦力拡充を狙う。
     ・霊力が潤沢である霊地、または霊力保持者から霊力供給を受け霊力不足、または出力不安定である審神者候補への採用枠を拡大し、戦力拡充を狙う。
     ・一時的な霊地、審神者の不調への応急処置とし、その間の任務継続を可能とする。

    ■本施策の本丸設置先霊地
    [性質]清流の水源に基づく霊力発生源であり、”水”属性であるが、無属性に近い霊力のため属性ノイズが少ない。本施策の霊力供給源として理想的性質のため選出。
    [懸念]霊力発生源であるため、少なからず霊場となると予想される。それに加えて位相ずれの怪異現象が霊地調査中に確認されている。霊、妖怪的な怪異現象と予想されるが現在調査中。対策として霊視能力を有する政府預かりの鶯丸(登録ID:C-00823)を監視員兼護衛として派遣要請済み。

    ■施策実施者(設備課 XXX 筆)
     開発局設備課所属 高井鷲二技師(25)を政府開発局テスト運用本丸の管理者に任命。
     開発局設備課に席を置くが、他5課への在籍もしくは出向経験があり本丸全般の機能、管理方法に精通しており、貯蓄玉、転送術式の主研究者のため本施策実施者および政府開発局テスト運用本丸の管理者に任命とした。

     [特記事項]
     高井技師の身体では霊力孔が完全に閉塞しており、体内霊力の漏出および外部霊力の受容が全く起きない体質となっており、霊力的現象およびその観測において高井技師の影響は皆無となる。
     
    ■他参加者
     ・霊力供給者 天野燕(保護対象 詳細は「霊力供給者」の項目を参照のこと。)
     ・霊視監視兼護衛 鶯丸(練度99)
     ・保護対象学習指導 歌仙兼定(練度71)
     ・保護対象生活サポート 森山美和(総務局審神者育成課)
     ・運用テスト作業員 開発局局員

    【霊力供給者】
    本施策における霊力供給者候補であり、政府歴史修正主義者攻勢保護プログラムの保護対象者である「天野 燕」について概要を以下に記載する。

    詳細は『政府歴史修正主義者攻勢保護プログラム保護対象 ID:A01089』を参照のこと

    ■霊源接続者
     天野 燕(8)は膨大な霊力源に接続している特級霊力保持者である。
     接続している霊力源の総量は現時点の技術、術師霊視では推測不可であり、現時点で政府に確認されている審神者、審神者候補、霊力保有者の中でも比肩する物はいないと予測されている。ただし、この霊力源から出力された霊力を扱う術を天野が未習得もしくは操作能力がないため意図的な霊力行使は不可能と推測される。また、本人の霊力はほとんどが霊力源接続に使用されており、術式の行使は接続状態への影響が未知数の為、困難かつ現実的でないとの判断が下されている。
      
    ■保護までの経緯
     天野が保有する圧倒的な霊力源は、歴史修正主義者の他神霊、妖から狙われており、3年前の天野燕拉致未遂により父親が行方不明となった事件が起きている。事件後から政府歴史修正主義者攻勢保護プログラムの保護対象となった。
     その後は特筆する被害は発生していなかったため、家族のもとで保護監視体制を取っていたが、近年歴史修正主義者の接触未遂、神霊妖の襲撃回数が増えているため、政府直施設での保護へ以降が決定された。

    本書では、本施策への参加を打診し、開発局テスト運用本丸の下で保護観察および、霊力供給者として本丸にて保護および施策への協力要請を提案し、その前提での運用計画を記載した。

    ■施策への組み込みについて
     天野本人を審神者として霊力行使を行うのではなく、貯蓄玉と政府術式を併せた霊力行使の霊力供給源として間接的な本丸運営協力とする。
     生活に関しては、本丸内で寝起きとし、小学校教育については政府より教員免許を有する指導員(歌仙兼定)を日中に派遣し、可能な限り現世と同様の教育を実施とする。その他の体調やメンタルケアについては審神者養成課職員をケアマネージャーとして派遣し本丸生活のサポートを行う。
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