仲良し友達以上恋人未満一緒によく旅行に行く程度の仲良し友達成人さねぎゆ。
今日も不死川君の運転で遠路遥々彷徨っていた所義勇さんが変な建物を発見。
「不死川!アレは何だろう?」
見るとその屋根には遊園地並の船のオブジェがくっついていた。車通りも少ないのでゆっくり前を通って看板を見る。
「冨岡、あれラブホだァ」
目をまあるくする義勇さん。
「入ってみよ!」
「……ほぉおん、良し行くか」
好奇心で輝く純粋な目を一瞥してニヤける口元そのままに建物一周して駐車場入口へ。
何を隠そうこの不死川実弥21歳、隣に座る幼稚園児みたいな男に惚れているのである。あわよくばと下心丸出しで白線中央に美しく駐車。落ち着いている。
男二人、ラブホ入口に到着。ドアを開けるとそこはアマゾン。周りを囲む熱帯植物、流れる川、動物の置物、石の壁。出だしから有名遊園地。
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