女体化してしまった部長♂と帰宅部メンバーの反応カリギュラ2 妄想
もし部長が女体化したら
☆怪しいスティグマを付けたら、身体が女体化してしまった部長♂(後藤 凛:流されやすい性格)
しかも呪われてて外せない。
***
女の姿になった部長を見て、驚く帰宅部メンバー。
凛「……というわけで、身体が女になってしまったんだ」
二胡「ええーーっ!部長さん、女の子になっちゃったんですかーーっ!?!?」
ささら「そんな、急に身体が変わっちゃうなんて……体調は大丈夫?」
凛「とりあえずは大丈夫だ。少し、胸が苦しいが……そして重い」
釣巻「こんな理解不能な状況でも、冷静なんですね……」
茉莉絵「キィちゃん、部長の身体、なんとかして元に戻せないんですか?」
キィ「う〜ん、スティグマの元の持ち主の強い執着心が影響してるみたいだ。それを外せる力を持つ者が居れば元に戻れるだろうが……よく分からん!」
劉都「分からないのかよ。いい加減な……」
キィ「まぁ、特に身体に異常が無ければ大丈夫だろう! 現実にさえ戻れば全部解決だ! 」
小鳩「まぁまぁ、いいじゃねぇか。こっちとしては、野郎の見た目が女に変わっただけでも、多少はやる気が出るってもんだぜ」
小鳩、部長に近づき、身体をじろじろと品定めする。
小鳩「こうして見ると……ふぅん、なかなか悪くねぇな。顔も割と点数高めな……」
凛「…………」
小鳩「なにより乳がでけぇ……なぁ、元男のよしみでちょーっとくらい揉ませてくれたって……」
隣に立っていた吟が苦い顔をして、見兼ねたように小鳩の腕を掴み制止する。
吟「おい小鳩、いい加減にしろよな! あからさまに嫌がってるだろーが!!
……それでお前も! 嫌ならちょっとは何か言い返せよ!」
小鳩「な〜にガチで怒ってんだよ。冗談に決まってんだろ?」
凛「すまない……」
はぁ〜と大きくため息を吐く吟。
乗り気ではないが、ここの奴らには任せておけないといった表情。
改めて部長の姿をまじまじと見つめる。
吟「なんだかよく分からないけど、まさかお前が女の身体になっちまうなんて……はぁ〜しょーがねぇなぁ! ここは友達のよしみで僕が面倒を見てやるか……」
部長の手を取ろうとした吟の手を、切子が素早く制止する。
吟「は……?」
思わず固まる吟。
切子「何やってんの、駄目に決まってるでしょ」
吟「な……なんでだよ!?」
切子「あんたも男でしょーが……信用出来ないね」
疑り深い目で吟を見つめる切子。
吟「な……ッ! アイツと一緒にすんな! 僕はただ、友達として、だな……!」
いつの間に、周りの部員達の目が自分に注がれている事に気づき、居心地悪く口ごもる吟。それっきり目を背け、顔をしかめて黙り込んでしまう。
なんとなく気まずい雰囲気が流れる。その空気を破るように茉莉絵がパンと手を叩いた。
茉莉絵「とにかく! 部長もそのままの格好だと色々と不便ですし……とりあえず、まずは私達と下着を買いに行きましょう!」
凛「え……?」
二胡「えっ、買い物ですか! 私も付いて行って良いですかぁ〜!?」
ささら「私も、何か部長ちゃんの役に立てるかしら?」
凛「いや、俺は……」
これから待ち受ける展開を想像し、部長の額に大量の汗が滲んだ。
じーっと吟に助けを求める視線を送る部長。
吟「…………」
口を結んだまま何か言いたげで、しかし気まずそうに吟は目を逸らした。
「その(胸の)大きさじゃ、ちゃんとブラしないとまずいですよ!」
「せっかくなんで、ちょっと可愛い服も着てみません?」
「今は女の子同士、困った事があったら何でも聞いてね?」
「ここに居たくないし、私も付いてくよ」
凛「…………;」
そしてなんやかんやと言われるがままに、女子達に腕を引っ張られて連れて行かれる部長。
あっという間のその出来事を、部室に残された男子達が呆然と見送った。
吟「……じょ、女子に連れて行かれたぞ!!」
一番最初に我に返った吟が思わず叫んだが、周りの反応は薄い。
釣巻「ま、まぁこういう事は、柔軟な発想が出来る女性陣にお任せするのが一番かと……」
小鳩「ははっ! ま、ちょっとはおもしれーもんが見れたな! 俺はアイツがあのままでも別に良いと思うぜ!」
劉都「なんだったんだこの無駄な時間は……はぁ、活動する気が無いならもう帰るぞ」
興味を失った様に、解散するメンバー。
吟だけがその場に取り残される。
吟(駄目だコイツら……完ッ全に他人事で面白半分の奴らばっかりじゃねーか……)
大きなため息を吐き、俯き、表情を落としながらなにやら考え込む吟。
吟(凛……友達なのに、力になれなくて、助けてやれなくて……ごめんな)
女子達に囲まれた今の凛の状況を想像して……そして首を振り、諦めたように天井を見上げた。
***
突然女体化してしまった部長(♂)に対して、吟くんはどう反応するか……
主吟(吟主)好きな人全員に考えて欲しい。
(自分が萌えるので)どうにかしてコレを必修問題に出来ないものか…と思ったけれど、どう考えても発売前にする妄想じゃないな…と途中で正気に戻ってしまった。でも見たい。
あとは、吟くんの今自分が男なんだという認識の感覚が、ほんの一瞬ウッカリ緩む瞬間があったりなんかしたら萌えるな…と思ったんですけど、改めて見たら伝わりづらいね…
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女体化部長おまけ
(トイレどうする?の回)
◆これまでのあらすじ
突然女体化してしまった部長は、女子達に(強制的に)連れていかれ、ブラジャーを着けさせられた。
茉莉絵「そういえば部長、トイレはどうするんです?」
凛「あ……そう、だな……」
二胡「あ〜、この学園のトイレって、女子トイレと男子トイレしか無いですよね〜」
切子「身体というか、見た目が女なんだから、この際女子トイレに入るしかないんじゃない?」
凛「女子トイレ……!? お、俺が入っていいものなのか?」
二胡「ん〜、もしこれが小鳩先輩みたいな人だったら『ヤダな〜』って感じですけど、でも部長さんだったら『まぁ良いかな〜』って感じですね!」
切子「それはわかる」
二胡「ですよねぇ〜!」
小鳩「ん〜? それってどういう意味かな〜?」
劉都「下心ある奴はキモイって事だろ」
小鳩「あ"ぁ?」
釣巻「確か現実世界では、性別関係無く誰もが利用できるトイレがあったと思いますが……こちらでは見かけた事無いですね」
茉莉絵「そうですね。もしかしたら、部長と同じように悩んでる生徒が他にもいるかもしれませんし……私、生徒会長として今度学園側に要望を提出してみます!」
二胡「ほぇ〜流石、生徒会長……!」
茉莉絵「今すぐに解決できるような問題じゃないですけど……とりあえず、部長もそれで良いですか?」
凛「……分かった。これからは…………トイレは行かない!!」
切子「いや、それは無理でしょ」
ささら「……吟ちゃん、今日はなんだか顔色が悪いけど大丈夫? 体調悪いの?」
吟「だ、大丈夫です……」