【輝く光】ヒュンポプ噂には聞いていた、パプニカ主催の舞踏会。
それが行われる事になるなんて、誰も思わなかっただろう。
世界が危機にさらされ滅亡かと思われた中、その危機を救った勇者達によって世界は再び平和へと歩み始めた。
その中で、復興を遂げたパプニカの、他の国の国賓などを呼んでの舞踏会である。
それは、平和の証として、これからも和平を結ぶという意味を持つものだった。
「あー、なんでこんなのに俺も出なきゃなんねーんだよ」
「仕方ないだろう」
「めーんどくせ」
舞踏会会場の端で壁に寄りかかりながら、シャンパンを飲むポップはブチブチと文句を呟いていた。
広間では、音楽が奏でられ彩られた人々がダンスを踊っている。
このようなパーティーには、自分は相応しくないとポップは嫌がったが、レオナの命令により参加せざるをえなくなったのだ。
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