そばにいるだけで…1日の終わりを告げる、夕暮れ時…
希「ただいまー」
部活を終えた希は制服姿で
学校から帰宅した
リビングへ続くドアを開けると
部屋に夕日が入り部屋をオレンジ色に染めている
希「清光ー?」
人気のないリビングに希の声のみが響き
それに対する返事はなかった
希『あれ?今日は2限まででバイトもないから
昼には帰るって言ってたのにー
買い物か……な。』
そんな事を考えながら
リビングにあるソファーベッドの前までくると
清光「………」
清光は朝、大学に出た時と同じ服装で
ソファーに横になり、寝息をたてて居眠りをしていた
希「ありゃ…」
希は夕方になり徐々に涼しくなってくる部屋で
何も掛け物をかけず寝ている清光に
ゆっくり近づき…
希「清光〜、こんなとこで寝てると風邪ひいちゃうよ」
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