禁断の選択 モンスターと人間との仲を取り持つ大使になって欲しいとアズゴアに頼まれ、フリスクは喜んで引き受けた。
これまでずっとバリアによって地底に閉じ込められていたモンスター達を地上に解放したはいいが、現実はそう甘くはなかった。
許可なく勝手にバリアを壊したのが原因で、モンスターとの共存を否定するものがあまりにも多かったから…。
モンスターと人間が一緒にいる、ましてや恋人として付き合うことはご法度だった。
それでもサンズとフリスクは惹かれ合い、お互い求めあう気持ちが強くなるだけだった。
「受け入れてもらうにはかなり時間がかかりそうだね…」
「地上じゃ、オイラ達が来るまでモンスターがいない生活が当たり前だったからな」
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