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    rtojoko

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    rtojoko

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    JackさんのΔノスを書かせていただきました。
    各キャラクターの設定はJackさんのΔワールド(割烹着🐺)に準拠しております。

    男の美学「ドラルク隊長。先日捕獲した高等吸血鬼の報告書はどうなっている。」
    神奈川県警吸血鬼対策課。本部長執務室では、今日も活気的なやり取りが繰り広げられている。
    「まさかこの、好物:バナナケーキ。能力:怪力。家族構成:兄、妹。とか書いてあるふざけた紙が報告書とは言うまいな。」
    「本部長殿こそ。遂に老眼が始まったのですか?それとも耳が遠くなった?ロナルド君に色々と聞いてはみたけれど、情報はそれしか出てこなかった。そう書いたメモを添えておいたし、お電話も差し上げたでしょうが。」
    神奈川県警吸血鬼対策課。本部長執務室には、今日も活気的な嫌味の応酬が繰り広げられている。
    「お前は報告書の書き方も知らないのか。必要な事項のみを簡潔にまとめて相手に伝えるのが報告書だ。
    何年隊長をやっているんだお前は。いっそ警察学校からやり直すか?」
    「あんたこそ何年ここのトップをやっているんですか。とっとと無駄な資料とか無くしてくださいよ。時代はペーパーレスですよ。それとも貴方まで、手間だけかけて一生使われやしない書類仕事が大好きになった?流石本部長殿ですね?」
    神奈川県警吸血鬼対策課。本部長執務室で繰り広げられるのは、ただの言い掛かりの応酬である。
    「義務付けていたお前自身の健康診断だって行ってないではないか。
    お前自身が気付いていないうちに何らかの能力の影響下に置かれている可能性は十分。」
    「あーもーうっさいうっさい。」
    本部長執務室で繰り広げられているのは、いったい何なのであろうか。やり合っている内の1人、ドラルクが内面を隠そうともせずに大きな溜息を一つ漏らせば、部屋の主人であるノースディンの血圧はみるみる内に上がっていった。

    先日発生した、高等吸血鬼による新横浜大進行。異例に次ぐ異例の連続で、ドラルク率いる部隊は連日休み返上で働いていた。
    正直現場の仕事だけでどうにかなってしまいそう。基どうにもなっていないのに、お役所特有の書類仕事が積み上がっていく。それは本部長であるノースディンとて分かっている。しかし自分達は公務員。市井の皆様や、下を蹴落とすこととゴマスリのみ達者で何の役にも立たない上役共に足元を掬われない為には、面倒極まりない書類は必須なのだ。
    だと言うのに、自分の不肖の弟子が、何度言おうが改善を見せないので、やむを得ず本部へ呼び出したのだ。それだと言うのに、ドラルクは弁解しようと言う態度すら見せようとしない。
    ノースディンの心配を他所に、ドラルクはもう一つ、今までより大きなため息を吐き出した。ノースディンの眉間の皺が一層深まる。一度はっきり言ってやらないといけない。ノースディンは決心して口を開いた。
    「はぁ、もう良い。」
    しかし、ノースディンの口から出てきた言葉は、ノースディン本人にとっても予想外のものだった。聞いていたドラルクの方を見れば、明らかに呆気に取られている。
    「これからお偉い様方との会議なんだよ。いつまでもお前に構ってられるか。」
    一度口から出てしまった言葉を取り消すのも面倒で。気付いたらそんな言葉を並べていた。
    まぁいいか。ドラルクの身体も問題ないようだし、今更頭ごなしに文句を言った所で改善はされまい。ノースディンの頭はそんな思いに専有されていく。正直、色々な物事が、面倒になってしまったのだ。
    「分かったらとっとと帰れ。忙しい時に呼び出して悪かったな。」
    退室を促せば、ドラルクは一層訝しがる。しかし彼も一刻も新横浜に戻りたいのだろう。すぐに表情を消して、ノースディンに背を向ける。
    それで良い。この後上役との会議を控えているのは本当なので、面倒ごとの前にコーヒーの一杯でもいただこうかと考えていた所に、その一言は落とされた。
    「もういい歳なのだから、休養くらい取ってくださいよ」
    ドラルクは、そう言ったっきり部屋を去ってしまった。
    もういい歳なのだから。
    もういい歳なのだから。
    いつもの人を小馬鹿にしたような態度ではなく、気遣わしげな声色から発せられたその言葉は、ノースディンの心に深く響いた。

    異例のスピード出世を果たした、彼の人の懐刀。裏では鬼だの氷のようだの散々な言われようのノースディンだが、その身は歴とした人間だ。つまり、年齢と言うものが、重くのしかかってくるのだ。
    ドラルクは昔から老け顔ではあった。しかしダンピールである彼は、実は入隊した頃から見た目が一切変わっていない。一方の自分はどうだろうか。吸血鬼を相手取る仕事だからこそ、余計に定命と言うものを実感してしまう。
    だからなんだ。彼の人の理想を叶える為には、この身がどうなっても構うものかと。自らの身体から聞こえる警報を無視してこれまでやって来た。だが俗に言う中年期も後半に差し掛かって来た今、気力だけでは正直限界があるのだ。
    裏では完璧主義だの氷の心を持った機械人形だの言われているが、ノースディンは別に完璧主義などでは断じて無く。まぁ何と言うか、少し疲れてしまったのだ。

    ドラルクの言葉は、放った本人は予想だにしなかったであろうダメージをノースディンに残した。
    しかし、だからと言って仕事を投げ出すわけにも、泣き喚いたりする訳にもいかないので。コーヒーと共に苛立ちやら悲しみやらを飲み込む。
    頑張ろう。煩わしい打ち合わせさえ越えれば、憧れの人の料理を味わう事ができる。ノースディンは、社員食堂で今まさに昼食の仕込みをしているであろう、心のオアシスの事を思い浮かべ、午前中を乗り切る事を決めたのだった。

    ◇◇◇◇◇◇

    しくじった。
    昼下り、ノースディンは1人屋上で項垂れていた。癒しのはずの時間は、無惨にも崩れ去ってしまっていた。
    お偉い方との会議は、予定通り正午前に終わらせてみせた。しかし問題はその後だった。昼休みの開始を告げる鐘が鳴った所で、何処の部署の重鎮だったかに呼び止められてしまう。
    悲しいかな。長年にわたって身に付けた愛想笑いは、顔も朧げだった相手の前にフル稼働してしまう。それでも、ノースディンにとっては適当にあしらってその場を終わらせる事など容易いはずだったのだ。
    「君みたいな若者は、苦労を買うくらいじゃ無いと。」
    今度は若者扱いか。
    上役の言葉に、一瞬愛想笑いを崩してしまったのが迂闊だった。他人の粗を探すことにのみやたらと秀でた輩はその隙を見逃さず。水を得た魚のように説教じみた言葉を浴びせてきた。今時の若いものは、私の若い頃は。何度聞いたか分からない文句が、雨霰の如く降り注いでくる。
    結局上手く受け流すこともできず、厄介事になんとかお帰りいただいた時には昼休みが残り15分となっていた。
    時計を確認したノースディンは、食堂横の自動販売機で缶コーヒーと携帯食料を購入し、1人屋上へと向かった。まったく。若い頃なら15分もあれば昼食など済ませられたと言うのに。そんな考えが浮かべば、また自分の年齢を意識して、項垂れてしまう。
    「あぁ。もう、帰りたい」
    柄にもなく、弱音が口を出る。屋上の柵に寄り掛かり、大きな大きなため息を一つ吐き出せば、なけなしの気力が身体から出ていってしまうようで。柵に上半身を預けて、そのまま動けなくなってしまった。

    一体どれくらいそうしていたのだろうか。時間にしたらものの数分だったに違いない。ふと、賑やかな声が、ノースディンの耳に飛び込んできた。
    その声は、普段現場で耳にしているような叫び声や、ましてや泣き声でも無い。昼食帰りの社会人。友人と共に歩く学生。散歩中らしき女性と、手を引かれる子供達。誘われるように目線を向ければ、そこにはなんとも凡庸な、日常の風景が広がっていた。
    あぁ、平和だ。我々が守った、かの方が守りたいと思った平和だ。柄にもなく、そう思った。熱くなりかけた目尻を拭い、自らの頬を両の掌で力強く叩き、気合を入れ直す。
    「午後も頑張ろう。」
    彼の偉大な方は兎も角、自分が平和を守ったなど、烏滸がましいだろうか。しかし、烏滸がましくても良いではないか。
    眼下に見える平和に、少し元気をもらった。こんな景色を見られるのなら、偶には1人きりでの屋上の昼食も、悪くは無いと思えたのだ。

    ◇◇◇◇◇◇◇

    今日は定時で上がって、久々に酒でも飲もう。そんなノースディンの小さな夢は、儚いまま散っていった。
    午後になるなり発生した下等吸血鬼の大量発生。職員の大半は午前中の会議の後始末に追われており、満足な戦闘力が用意できない状況下でノースディンが選択したのは、自らが現場に立つ事だった。
    ノースディンには昔からこう言う一面がある。一定以上面倒事が重なると、考えるのが億劫になって自ら現場に立ってしまうのだ。
    腕っ節は本部長となった現在でも吸対トップクラスなので、足りない人員を補う為に文字通り走り回り、即座に下等吸血鬼を殲滅してみせた。だが問題はその後だ。トップ自らが現場に出てしまったせいで、現場をまとめるのも、報告書を書くのも、決裁するのも、全ての事後処理を自らの手で行わなくてはならない。久々の本格戦闘の結果得た、節々の痛みと疲労を伴っての事務作業は一向に捗らず。気が付いたら最終電車を逃していた。

    ノースディンは本部の最寄駅のベンチで途方に暮れていた。無理矢理仕事を終わった事にしたのが30分ほど前のこと。そこから大急ぎで通勤用のスーツに着替え、新横浜駅へと走り、結局目の前で最終電車を見送ったのがつい先ほど。
    本日2度目の全力疾走の末、終電を逃した事実は精神的にかなり大きなダメージとなり、ノースディンはその場にへたり込む事しかできなかった。
    「これが10年前なら。」
    またそんな言葉が口をついて出る。10年前なら、終電を見送って、同期の誰かと始発まで酒でも飲むなど、文字通り日常茶飯事だったのだ。それがどうだ。今は寝不足と疲労が抜けず、途方に暮れることしかできない。当時夜を明かした同期も、ある者は出世し、ある者は警察組織を離れ。もうノースディンの側にはいないのだ。
    「ああ、もう疲れてしまった」
    口に出したら実感してしまう。そんな事は分かっているはずなのに、今日は弱音ばかり吐き出してしまう。
    暗いホームの片隅で、何かが流れ落ちないように上を向けば、そこには無数の星が輝いている。ちょっとだけ、泣き喚いても良いだろうか。出来るはずもないのに、そんな考えが頭を過っていく。

    どれくらいそうしていたのだろう。我に返って辺りを見回せば、駅員が明らかに不審な目つきで、駅のホームのベンチで天を仰ぐノースディンの方を見ていた。
    吸隊本部長が警察のお世話になるなど、笑い話にもならない。仕方がないので、本部内の仮眠室でも使おうと、もう歩きたくないと喚く足に力を入れる。
    駅を出れば、行き交う人々の喧騒が頭に響く。昼にはあんなに励まされた筈の平和の体現が、今は煩わしく感じてしまう。深夜だから感傷的になっているのだろうか。気付けば首は自然と下を向き、何も目に入れないようにして夜道をとぼとぼと歩いていた。

    そんな時だった。項垂れながら歩く自分の後ろから車のクラクションの音が聞こえてきたのは。
    今日はただでさえも疲れる事が多かったと言うのに、正に泣きっ面に蜂ではないか。そんな思いで車の方を見れば、そこに居たのは予想もしなかった人物で。
    「ノースー!」
    「ドラウスさん?!どうして。」
    軽ワゴン車からこちらに手を振っていたのは、ノースディンの憧れの人。ドラウスだったのだ。
    「ノースっぽい背中が見えたからさ。声かけちゃった。
    終電無くなっちゃったんでしょ。送ってあげるから乗ってよ。」
    「そんな。申し訳ないですよ。」
    「良いから。夜道は危ないし、乗ってよ。」
    あれだけ動かすのが億劫だった両足が、嘘のように軽い。
    不運な一日から一点、自分の願望が具現化したかの様な憧れの人の登場。しかも自分を車に乗せてくれると申し出ている。これは本当に現実なのだろうか。
    それでもやはり迷惑はかけたくない。なによりこんな情けない自分の姿を、彼には見せたくない。
    しかし、折角の好意を無碍にして良いのだろうか。それに、昼には顔を見ることもできなかった憧れの人と、ゆっくりお話がしたい。
    一瞬の内に様々な考えが錯綜したが、ノースディンが選んだのは憧れの人と僅かでも共に過ごす。夢にまで見た。否、夢でも考えなかったような時間だった。

    「すいません。お願いします。」
    それでも申し訳ない気持ちは残っていて、謝罪と共にドラウスの運転する軽自動車へと乗り込む。
    「良いって良いって。ノースってさ、家はどっちの方?」
    「○○の方です。」
    「○○。え、遠。しかもうちと逆方向なんだ。
    ねぇノース。送るよりうちの方が近いから、うちに泊まりなよ。」
    ノースディンは一瞬、ドラウスに何を言われたのか分からなかった。憧れの人が、自分を家に招いて、泊めてくれると申し出ている。本当に、これは現実なのだろうか。本物の自分はまだ駅のホームに居て、夢を見ているのではないだろうか。
    「そんな。ドラウスさんに泊めてもらうなんて。申し訳ないし恐れ多いですよ。」
    「えー。そんな事ないよ。むしろうち狭いからこっちが申し訳無いくらいだよ。」
    「ドラウスさんの家ならどんな場所であろうと。
    いえ、何でもないです。……本当にお願いしても良いのですか?」
    あまりの幸福に舞い上がっていたら本音が出かけた。いけない。彼の人の理想を継ぐ者として。そして憧れの人が所属する施設を預かる者として、あまりにも威厳に欠けている。
    慌ててドラウスの方を伺うが、彼は先ほどの自分の発言など気にしていないようで、途中でお泊まりセットを買わないとねーとか言っている。ノースディンには、ドラウスが光り輝いて見えた。
    「勿論。おいでおいでー。そう言えばメシは?もう食べた?」
    「いえ、まだ。」
    「じゃあ何か作るよ。何が良いかな。
    食堂だとよく日替わり定食を頼んでいるよね。生姜焼き。野菜炒め。野菜の煮物。あ、今日は食材あるからソテーとかもできるよ。何にしようねぇ。」
    せっかく引き締めていた口角が、また緩み始める。こんなに幸福で良いのだろうか。昼にありつけなかったドラウスの料理が味わえる。しかも、食堂で大勢の職員に振る舞われるのではない。自分の為に手料理を振る舞ってくれると言うのだ。
    嬉しさが込み上げ、胸を満たしていく。一日の最後にこんなに良いことがあるなんて。今日1日頑張った苦労が報われた。いや、幸せすぎて。もらいすぎてしまっているくらいだ。
    「ちなみに嫌いなものってある?
    あれ?ノース?ノース?」
    ドラウスの声が、やけに遠くに聞こえる。胸の中だけでなく、身体全体が暖まったようで。今更疲労を思い出したかのように、徐々に頭が重くなっていく。
    「…‥お疲れ様。いつもありがとう。」
    ノースディンは幸せに満たされた微睡みの中、憧れの人の感謝の言葉を聞いていた。
    『そんな、感謝しなければいけないのは私なんだ。貴方がいたから私は。』
    その言葉は、きちんと言葉になったのだろうか。偉大なる、憧れの人。自分が、走る理由。その人に、最大限の敬意と、感謝を伝えなくては。

    ◇◇◇◇◇◇◇

    そこからの事は、断片的にしか覚えていない。
    一度車が停まって。また動き出して。程なくして目的地に到着したのか、ドラウスの声が聞こえた気がして。起き上がらなくてはと思った瞬間、身体が宙に浮いていた。
    思い出されるのは幼いあの頃。憧れの人を初めて目にした瞬間で。憧れの人の背中はあの時と同じように大きくて、暖かくて。安心したら思考が深く落ちていってしまった。
    『おやすみ。ノース』
    最後に、どこまでも優しい憧れの人の声が、聞こえた気がする。

    微睡みの中にトントントンと言う規則正しい音が響き渡る。次いで、ポツポツと泡のような音が聞こえ、ジュワーっと言う音が響きだすと、鼻腔に幸せを詰め込んだような匂いが漂ってくる。
    ノースディンが慌てて起き出せば、もう日は昇り切っていた。
    ノースディンは昨夜着ていたスーツではなく、パジャマを着て布団で寝かせられていた。一体誰によって。勿論、候補は1人しか考えられない。
    つまり、ノースディンは昨夜、憧れの人の車に乗り込んだ挙句すっかり眠りこけてしまい、憧れの人に彼の家まで運んでもらって、着替えまでさせてしまってそのまま朝まで寝ていたのだ。
    状況と断片的な記憶から導き出したあまりにもあんまりな事態に、いっそ窓をパーンと割ってアパートを飛び出てしまおうかなどと現実逃避甚だしい考えが、ノースディンの思考を過っていく。
    「あ、ノース起きた?おはよう。」
    しかし、そんな考えは憧れの人の眩しい笑顔によって霧散していった。
    「朝ごはん作ったよ。まだ時間あるでしょ。食べて行きなよ。」
    こんなに恵まれた朝があって良いのだろうか。夢から抜け出てきたような暖かい朝食に、テーブルの向こうには憧れの人が居る。ささくれ立った心と、空っぽだった胃が、幸福で満たされていく。
    「いつもお疲れ様。
    君達の姿を誇りに思うよ。これからも頑張ってね。ノース。」
    送り出してくれたドラウスの言葉が、胸の奥に染み渡っていく。途端に熱くなった目は、憧れの人の姿をきちんと映せていただろうか。
    自分の幸せを探すなんて、もう遅すぎると思っていた。でも、こんなにも幸せなひと時がこの世界にあるのなら。
    ノースディンの心を、数年来忘れ去っていた前向きな感情が満たしていく。
    「今日も一日、頑張ろう。」
    心から、そう思えたのだ。
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