学園で再会しちゃったけど、あれれ?レオナさんの様子がおっかしいぞ〜?「お主、それをどこで貰った?」
「あぁ?」
鏡の間。そこには、新しく学園に通うこととなった新入生たちを迎え入れるために、学園の全生徒が揃っていた。ひとりひとり、闇の鏡へと名前を告げふさわしき寮へと割り振られる。それを、三桁は超える生徒全員にするのだ、かったるいったらありゃしない。しかも、残念な事だが事実である寮長のレオナがサボる、なんてことはできない。サバナクローのやつらは、レオナを崇拝はしてはいるものの右腕となって動く者はいない。まあ、副寮長がいないのだ。だから、適当にしとけ、と押し付けれる人間もいない。仕方なく、レオナはこの選別に顔を出さなければならなかった。
ようやく終わった鏡の選別にはぁ、とため息をついて、サバナクローに所属になった新一年生に着いてくるように号令をかけようとしたところで、レオナは己を引き止める声に足を引き止めた。
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