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    glockeleid

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    glockeleid

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    とある曲を聴いていたら思いついたやつ
    若干のファンタジー?要素入りです。
    鬼灯様はほとんど出ません。
    シロと白澤様の2人旅っぽい感じになってしまったような…
    以上を踏まえた上で大丈夫という方のみスクロールしてください

    続きます

    「ーーーーー あ」
    闇の中、言葉を発したような気がした。「気がした」というのは本当に自分で発したのか分からなかったからだ。意識はここにあるのに自分が自分じゃないような、どこまでが自分までなのかが分からないような不思議な感覚。

    あれ?そういえば僕はどんなだったっけ?
    分からない、いや…違う。「思い出せない」
    名前も、自分がどんな人物だったのか、何故ここにいるのか、何故記憶を失ってるのか。
    何も「思い出せない」

    何かないのか、手探りで進んでいると、もふもふした何かにぶつかった。

    「あっ白澤様だ!やっと見つけた!」
    「えっと…君は?」

    「シロ」と名乗るもふもふの塊は僕を探してここまで来たらしい。しかし真っ暗な場所を進んでいるうちに、方向が分からなくなり、途方に暮れていた時僕に見つかったようだった。「白澤」というのは僕の名前らしい。

    「そっか…ホントに記憶を無くしちゃったんだね」

    真っ暗のため姿を見ることは出来なかったけど、何だかションボリしているようだ。

    「あっ!でも俺ね白澤様の記憶を取り戻す手伝いは出来るかも」
    「本当かい!?」

    どうやらシロちゃんは記憶を失う前の僕の事を知っているらしい。もちろん、記憶を取り戻すための方法も。

    「それじゃあ行こっか。白澤様」
    「行くって…何処にだい?」

    シロちゃんは少しの間考えている様子を見せた後、食い気味に「白澤様の1番大切な人がいる所!」と言った。

    「僕の…大切な人…?」

    驚いた。記憶を失う前の自分にはそんな人もいたのか。家族か恋人か、もしくは友人か。その人について知りたいと思った瞬間、尽きることのない好奇心が湧いてきた。

    「白澤様?」

    しばらく考え込んでいると「何か思い出したの?」と声をかけられる。

    「何でもないよ。行こうか、シロちゃん」

    そう言ってシロちゃんを抱えると、彼が来たであろう方向へと歩き出した。











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