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    ゴミザワ

    @gmzw851

    2023年7月にGoTに狂った乗り遅れオタク
    なんてかわいいんだリュゾ…ッ

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    ゴミザワ

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    GoT感想
    ※べったーより移動してきました。
     実際の投稿時期は2023年七夕。

    ゴーストオブツシマ感想100%ネタバレ しんどい最高▶世界観
    ほんとに洋ゲー?!ってくらい本格的な日本。
    所作や信条、衣装や宗教に至るまで、
    特に違和感ない。細かいところはあるけど
    これは日本人でも作れるかわからん。無理では?
    どんな取材と監修と情熱が
    あったらこうなるのか。
    すごい自然に二礼二拍手一礼するし
    稲荷にラフな手合わせするのも自然〜ッ
    これ元々英語のゲームなん?!ってくらい
    ローカライズも完璧…!
    声優もバッチリなんだわ…
    かといって英語版やるとこれまた英語も
    声がなかなか良いのだよ…

    ▶ストーリー
    正直、元寇の歴史というのは本当にあったもの
    なので、心苦しい点が多かった。
    モデルは全員日本ルーツではないとはいえ、
    日本人として描かれた人たちが陰惨な死を迎えたり
    日本人特有の性善説を利用されたりするのが
    しんどくてしんどくて…
    だからこそ没入してプレイできる。
    そしてそれを凌駕するほどの美しい景色と音楽、
    風や鳥などの演出でどんどん進めちゃう。
    映画的演出が多くて、特にシーンに応じて音楽の
    入りがよーく練られていて、つらい話でも
    おお…って声が漏れちゃったり。

    ▶システム
    ゲームにわかな私でもかなり操作性が良いと感じた。
    UIもイラストを多用してるのにごちゃついてなくて
    すごく見やすい。
    ツシマの前にアサクリをやっていたのもあって
    操作性が近く、違和感なく触れた。
    ちょっとなんでもかんでもR2なので誤操作はしたが…
    戦闘中のためファストトラベル無効、というのが
    戦闘中でないにもかかわらずで続けるバグ以外は
    目立ったバグもなく触りやすかった。
    少ない操作で重たくも爽快なアクションが体験できる
    ところが他のゲームにないところだと思った。
    暗具の操作がちょっと面倒だから、
    慣れてない人は序盤で練習したほうがよさそう…
    私は最初の方に野良蒙古で練習した。

    ▶キャラクター

    ・境井 仁
    地頭の甥、という立場からくる言動の中には
    ちょっと平民の私には理解できない面もあったが、
    この時代のこの状況を怪異的に照らしたのは
    間違いなく仁だったと言える。
    主人公とは思えないほど人間臭く、嘆き、迷い、悩む。
    叔父上が居ければ仁は冥人を遂行して蒙古から対馬を救えなかったし
    仁が冥人にならなければ叔父上は叔父上で居続けられなかっただろう。
    とはいえ、彼のしたことが全部正しかったとは
    思えなかった。綺麗にまとまらないことを美しく
    描いていると思った。

    ・叔父上(志村)
    この誉れおじさんめ…と中盤はとにかくイライラしたが
    この人の立場でできることはやり尽くしたのだろうとも
    思わなくもない。ただ、先に書いたように、仁と志村、
    どちらがいなくてもハーンを討つことはできなかった
    だろうということが、この人の頭からは抜け落ちているように思う。
    なにを悔やんでも変わることのない信条には
    尊敬と呆れの両方を感じてしまう。
    とはいえ、彼は象徴的な存在も担っているから
    仁のような迷いの部分を消すのも仕事なのかもしれない。
    最後はどちらの選択肢もやってみたが、
    納得いくのは生かす方で、
    作品として美しかったのは殺す方だった。
    私としては、誉れある最期を与えてやる義理は
    冥人になった時点で亡くしたと思い、生かす方を選んだ。
    最期の涙が純粋な父子の別れから来るのかという点を
    考えると、私はどうしても誉れや後継ぎやなんやかや
    全てを仁に託しすぎていた結果、その仁と違えたことで
    すべてを失ってしまったことから来る涙な気がしてる。
    蒙古が来なけれなこうならなかったかと考えると、
    どうだろう、程度の差はあれ遅かれ早かれどこかで
    違えていた道ではないかと考えなくもない。

    ・竜三
    推した…。
    竜三の気持ちと、仁の気持ちが両方
    わかるがあまり嫌になる。
    主人公を操作してる以上は、境井仁に完全共感
    してもおかしくないはずなのに、竜三は
    プレイヤーの心を力強く掴んで離さない。
    仁が竜三を討つ場面は、あまりにも切なく美しかった。
    小茂田にいたのかと問われたことも、
    叔父御に仕えたらと言われたのも、
    思い出の中で確かに友人だった仁が蒙古の背に斬りかかることも、
    なにもかも竜三のなかでは振り払えない苦しみに
    変わってしまったのかもしれない。
    互いが手を組もうと思ったタイミングもめちゃめちゃで、
    これが合致していたら…ってつい思ってしまう。
    「昔の話」と割り切る声色には寂しさが募る。
    環境さえ良ければ立派な武士になっていたはずだと
    どこかで思っているのが透けて見える。
    彼の魂は武士になるには臆病で優しすぎる。
    竜三目線に立つと、裏切った竜三よりも遥かに
    変わってしまったのは仁の方だと感じてしまうほど
    感情が伝わってくるキャラクターだった。
    でも、蒙古の居ない世界だったらどうだったのだろうと
    考えずには居られない。

    ・典雄
    ビジュが神…可愛すぎ。
    「境井様!」と呼ばれると仁が「典雄」と
    呼び捨てにできるのがなんか可愛くて可愛くて。
    大型犬みたいに連れ回して見せびらかしたい可愛さ。
    ずっと癒やしポジだったので修羅の僧になった時は
    この人がそうなるほどの事が起きた残酷さに
    目を背けたくなった。
    私も同じ立場で同じ強さを持っていたら、
    きっとああなると思う。

    ・政子殿
    しんどい。言ってることもやってることも
    痛いほどわかるので辛い。妻も母も妹も、
    すべての役割を正しく遂行しようとしていた
    からこそ、気がつけない歪みがあったのだと思う。
    姉のしたことは許されざることだが、
    由緒正しい愛する夫がありながら
    同性の若い女にうつつを抜かす暇があるような
    性格が姉の恨みを買ったということも、
    正直わかる。百合描写はポリコレ配慮なんだとしたら
    よりにもよって政子殿でやらなくてもよかった気がする。
    そうでないなら、彼女の弱みだなと。
    話の根幹が蒙古ではない珍しいストーリーだった。

    ・石川先生
    偏屈クソジジイ〜!!!
    って思ってたらどうも世間的にもそうらしい。
    よかった。イライラしたの私だけじゃなかった。
    千葉繁の声であんなにイライラしたのはじめて。
    責任転嫁マンの演技うますぎ。
    石川先生の浮世草、途中でやめたろか!って思ったけど
    結果からいうと最後までやってよかった…。
    巴とひねくれ者同士、相容れないようでどこか
    繋がっている、奇妙な関係が面白かった。
    巴のその後はわからないけど、わからないのが
    なんだか楽しくもある。
    最後の仁と肩を並べた背中のショットが
    寂しさと諦めと、疑念が晴れた清々しさみたいなのが
    入り混じってなんだか感動してしまった。


    ・ゆな
    人間臭さが色濃すぎてメンタルの上下しやすい
    この作品で唯一、一貫して好きだった。
    好きだから辛かった。
    最後の局面で、もう逃げちゃおうよって笑ったのは
    半分は本当だったんじゃないかな。
    でも、目の前の男の色んな面を見ていつも側にいたから
    そんなの冗談にしとかなきゃって強がった。
    世が彼女を野盗にしただけで、愛のある人間じゃないか、
    はやく幸せな土地に暮らさせてあげてよ、
    いつまでも冥人が肩を並べてたらだめだよって
    ずっと罪悪感があった。叔父御のばか…!!仁のばか!!
    たかを失った時、愛するものを失った悲しみより
    何があっても守るべき存在が居なくなって肩の荷が
    降りたかのように見えたのは私だけだろうか。
    愛していたことは違いないけれど、戦の世でたかのような
    弟を守ることがどんなに彼女を苦しめていただろうと
    つい考えてしまう私もいる。

    ・たか
    生きていくためには綺麗な手を保てない世の中で
    どこまでも純粋で真っ直ぐな男。
    それ故にあのときは、本当に嫌〜な予感がして
    もうフラグってレベルじゃなくて、画面を直視
    できなかった。もうハーンの事は十分に憎んでいるから
    演出なんだったらやめてよ、ゆなからたかを奪わないで
    たかに無茶させないでって祈らずには居られなかった。
    でも、居なくなったあとも墓を作ったり、堅二や
    みんながたかを弔うから、心に区切りがついて
    このゲームのこういうとこが好きなんだよな…と。


    ▶二周目
    なにこのゲーム…!!!!
    一周目は白い馬、昼間の薄野原から始まり
    二周目は黒い馬、夜の薄野原をかき分けて謎めいた商人
    に出会う。そこで手にするのは竜三の裏切りの装束と
    喪に服したような黒い菅笠、それに血濡れの…
    明らかに、一周目の世界と違う。
    二周目の世界は、一周目の世界のあとだ。
    毒で蒙古を殺し、たかを救えず、
    竜三を殺め、愛馬を失った…その、あとのこと。
    でもきっと、いや、確実に同じ物語をなぞる。
    仁は、それを知っていて同じ道を辿る。
    一周目の、迷い、苦しみながら進む世界とは違う
    全てをわかっていて、同じ道を歩むんだ…何で…
    これが奈落なの?地獄?浄土で会えないの…
    これからやるけど、なんて不穏なはじまり。
    一先ずトロコン目指してちびちびやってみます…
               →その後トロコンしました!
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