叶えるなら現実でおじルドくんが夢すいに吸血された。
「武々夫事件を思い出すな…」と私は若き日へ思いを馳つつ、安らかに眠るロナルドくんを見下ろした。
夢すいに憑かれた武々夫を救出する為、ロナルド君と夢の中に入ったのはもう30年は前のことである。
あの時の武々夫は中で自分好みの美女を作り出し理想のハーレムを作っていたのだが、果たしてロナルド君はどんな夢を見ているのだろう。
やはり、おっぱいが大きなお姉さんとかに絡まれてるのだろうか。やばい、殴りたい気持ちになってきた。ともかく確かめないことには始まらない。
何かあった時の為にジョンに見守りを頼み、私は彼の横で眠りについた。
夢の中の彼はすぐに見つかった。
しかしそれはかなり異様な光景だった。
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