kanoko 6年ぶりくらいに推しができたのでリハビリ中。小説を書いています。apex→ミラプト、MCU→ソースタ、ソーロキ@kaaaanko_o ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji POIPOI 3
kanokoDONEメイドの日にちなんで、メイドは出てこないミラプト 844 kanokoREHABILI自分のためのミラージュ設定情報メモミラクリのタグですがミラージュ一人です。リハビリ新緑で鮮やかに彩られた機械的なオリンパスで、派手な撃ち合いが鼓膜を震わせる。コンクリートの壁を乱暴に抉り取っていく弾の隙間を縫い、遮蔽物に滑り込んだ瞬間、ああ生きているという実感があった。エリオット・ウィット、皆は彼をミラージュと親しみを込めて呼んでいる。ホログラムで作られた分身を送り出しながら慣れた手つきでリロードし、スムースにスコープを除いた。「勝利は目前だな」軽快な口調で笑ってトリガーを引けば心地の余地反動が骨の髄まで染み渡る。この狂人達の中でも最も明るく口数の多いミラージュは、スコープの中でゲームから離脱したメンバーに弔いの言葉を口ずさんだ。「生きてんのか死んでンのか、それともまた生き返るのか?どっちでもいいがいい気分だ」そして彼もまたその狂人のうちの一人だ。「終わったら俺の店でパーティしよう、今日は奢るぜ」ご機嫌なままでチームメンバーに話しかけた刹那、驚くほど正確な弾道で脳天に向かって衝撃が駆け抜けた。「あーあ、全くついてないぜ」いつもの軽口は、背後からの奇襲によって爆撃の音にかき消されてしまった。 466 kanokoREHABILIクリプトのキャラ設定のため彼の情報メモミラクリのタグですがクリプト一人です。リハビリクリプトは鏡に映る自分の姿をじっと見つめて、自分という人物について思案する。室内でモニター相手にキーを叩いていた男とは似ても似つかないその顔は、随分と老けたようにも見えた。あの頃とは異なる自分の姿、あのパク・テジュンはもういない。ここにいるのはApexというバトルゲームに興じることになった「クリプト」だ。「バトルは勝つ」鏡の中の自分と睨み合ってクリプトは呟いた。「怖いものはない」無造作に掛けられていた自分の上着を乱暴にとり袖を通す。正確に整備されたドローンを背中に背負うと緊張感で背筋が粟立った。クリプトは出口に向かい力強い足取りで一歩、薄汚れているコンクリートを踏み鳴らした。二歩目は手首に取り付けたPDAのベルトを締め直し、三歩目に左手を上着のポケットに捻り込んだ。冷たいドアノブの感覚が生きているという感覚を呼び起こす。身体中の細胞が高揚に満ち溢れる。重い音を立てて扉を開くとそこには見知ったレジェンドたちの姿があった。「さて、はじめるとしよう」 435 1