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    岩藤美流

    @vialif13

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    岩藤美流

    DONE14ちゃんイマジナリー ネギおじさんの話

    ただのさんからもらった1枚絵を元にお話を書く企画。ただのさんの持ちキャラの一人、ネギおじさんの話です。せっかくなのでうちのラリエレゼンのベリルと絡めてみました。
    「あれ?」
     ポワロ・アリウムは目を覚まして、首を傾げた。目を開けたものの、視界に映るのは淡いクリーム色の世界だけだ。ゆらゆらと黒い影が揺れているのぐらいは見えなくもないが、一般に「見えている」と呼ばれる状態とは程遠いだろう。
     ポワロはぼんやりと辺りを見回したけれど、どちらを向いても明るいと感じる。ということは、今は日中。ポワロは、はて、と腕を組んで考え込み、自分がどういう状況に置かれているのか思い出した。
    「ああ、寝落ちしちゃったんですね」
     確か自分は、未知の採取場を探して東部森林にやって来た。採取場の噂を頼りに探したけれど、それらしいものは見つからない。夜に見つかると言われる植物を、素直にその時間まで待とうと、大木の下に座り込んで、さてそれからの記憶が無い。きっと待ちくたびれて眠ってしまったのだろう。疲れていたのか、深夜などとうに過ぎて、朝になっているようだ。
    「さて、まあそれは残念ですけど、しかし、うーん、これは困りましたねえ」
     ポワロは顎に手を当てて、眉を寄せた。
    「眼鏡、何処に行ったんでしょう?」
     ポワロは生来、目が見えない。裸眼で認識できるのは明るさだけで、淡いクリ 2393