🛸🍃死ネタ(仮)とある日、holoXのアジトにて
「いろは、おはよう」
早朝、目が覚めた総帥は、
用心棒の部屋に入り声を掛ける。
しかし、用心棒は目を覚まさない。
「……なぁ、そろそろ起きてくれよ。
戦いで疲れてるのは知ってるけど、
さすがに数年は寝すぎじゃないか?」
彼女がどれだけ話しかけても、
用心棒が反応することはない。
「……また、お前の笑う顔が見たいよ」
寂しげに呟いた彼女は、
用心棒の指先へ口付けを落とした。
「……お前の目覚めを、みんな待ってるから」
そう言い残して彼女は部屋から去っていった。
遺体の腐食を防ぐ為に冷え切った部屋から。
まるで現実から目を背けるように。
さて、今日は何をしようか。
彼女は食事の後、何をする訳でもなく
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