【メル燐】春蚕（2）　　03.

　　“天城前辈好～”

　　“天城前辈来上课了吗？”

　　“天城前辈需不需要我帮您拿书？”

　　天城燐音前来上学的消息在玲明学院内部不胫而走，他明明都已经有意低调行事，却仍然受到了各种各样的注目礼，一旁送他过来上学顺道去打工的椎名丹希见到这种阵仗难免也被吓了一跳，他前几年上国中的时候就算是学校内部公认的校草校花也不会像天城燐音这样被众星捧月啊，为此他看着被包围的天城燐音，不禁嘟囔了一句“大哥哥还真是意料之外的受欢迎啊”，随后对他挥了挥手，目视着对方走进学校。

　　天城燐音自然是无奈的，被大家围着进学校的同时还艰难的转过头去看了椎名丹希一眼，刚刚提出口的建议就这样因为喧嚣的群众被搁置，灰发少年似乎将其忘在了脑后，甚至没有半分留恋，离去的动作既潇洒又自在。

【メル燐】春蚕（5）　　12.

　　啊……留痕迹了。

　　第二天早上穿戴整齐的天城燐音在对着镜子洗口脸的时候看到了自己脖子上的痕迹，不由得整个人都愣在原地，他的腰到现在都还酸疼的动一动都会很难受的程度，更别说昨天被过渡使用的臀部，如果不是因为他从小就因为锻炼有了较强的忍耐力，今天的演出计划估计都得泡汤。

　　只是这个吻痕要怎么办啊……

　　天城燐音揉了揉太阳穴，他推开门打算去自己的背包中找找出门的时候有没有拿上choker可以遮掩一下自己脖子上的痕迹，然而背包都还没打开，一旁去买早餐回来的HiMERU便伸手将一条项圈递了过来。

　　天城燐音显然愣了愣，他难以置信的看了一眼HiMERU，随后接过项圈，戴上了自己的脖颈，这条项链服帖到他都有些怀疑HiMERU这个家伙是不是早有预谋，然而当他看到HiMERU把一个标签连同包装早餐的塑封袋一起丢进垃圾桶后，摇了摇头。

眠れぬ夜に眠れなくて、目を覚ます。
ようやく慣れてきたベッドから上体を起こして、スマホを見る。午前二時。二十三時にはベッドに入ったはずだから、三時間。眠ることを諦めるには十分な時間だろう。
水でも飲みに行こうか。そう思ってベッドから出ると、同室の男に声を掛けられる。あちらも、眠れぬ夜だったようだ。

「HiMERUさん、どっか行くんスか？」
「少し気分転換に。南雲はまだ粘りますか？」
「う〜みゅ……。鳴上先輩が起きた時に誰もいないのも申し訳ないし、もう少し粘るッス」

それに頷いて、ブランケットを肩に掛ける。
そのまま部屋を出ようとして、そういえば、と思いついてペンと便箋と、いくつかの封筒を引き出しから取り出した。

◆

共有ルームに足を運ぶと、明かりが灯っていた。先客がいるらしい。引き返そうかと迷って、そのまま進むことにした。なんにせよ水分は摂っておきたい。その後は、またどうするか考えよう。