会話「もう長いこと会ってないが、古い友人にある悪魔が居てさ、デカイ図体で顔もブサイクなコウモリと蜘蛛のハーフみたいなおっかねー野郎なんだが、俺達人間には乱暴なんかしなくてよ、むしろ静かなのを好んでた」
「そいつが言うには、やつらが元いた世界には雨が無いんだと」
「それでそいつは教会を出た途端、昔話をするようにこう言ったんだ。『虫より弱くなければいけない人間を哀れんで神は泣いた。それが雨だ』って」
「そいつは傘を持ってなかったから、俺はせまっ苦しく肩をすくめなきゃなんなかった」
「仕事だ。そいつが起きたら悪魔とは絡まないよう釘刺しとけ」