小役人君は僕のもの小役人はヘレナ、クロード、マクシムス、カンタレラに同行してある遺跡の調査に向かった
問題の遺跡は、元は何もない荒野に忽然と現れた物で、遺跡の年代的にはかなり古いもののようだが
以前からあったわけではなく、旅人がふと顔を上げるとそこに厳かに建っていたようである
まるで遥か昔から存在していたかのように存在する遺跡はエネミーの住処となっており、夜な夜なエネミーが出没すると近隣の村を襲った
夜が明けるとエネミーは霧のように霧散して消えるという
だが幻でも死んだわけでもなく、夜になれば必ずエネミーは出現し森を破壊し動物を殺し村に現れあらゆるものを壊した
既に村が一つ滅ぼされていた
評議会にこの話が伝わるのがかなり後手に回ってしまったのには訳があり、
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