かわいいいたずら 曹紫 「曹操殿を…労りたい?」
そんな一言から始まった。
紫鸞は
日頃、政務に追われてまともに寝れていない曹操を何とかして労わってあげたいと強く思い、郭嘉達に相談した。
「確かに、ここ最近私達も激務でまともに寝れていませんからね…曹操殿はもっとでしょう。」
そう話す、荀彧達の目の下にはうっすらと隈が浮き上がっていた。
「曹操殿を労ると言いましても、軍議等でしか俺たちは話すことがないので、普段どのようなものが好みなのかは……。」
「公達殿……飲み過ぎですよ…。」
荀彧は荀攸の介抱をする。
この光景も何度見た事か…。
「曹操殿を労れるのは、貴方しかいないよ。無名殿。いいやり方を知っている。」
郭嘉はそう言うと、紫鸞の隣に座った。
1516