どんな因果か、それとも頑張った褒美なのか、それともそれとも
腕の中に納まるのは、君を喪ったあの日よりも随分と幼くなった君。
だけどぜ~~~んぜん変わらない雰囲気が悔しくのに嬉しくて、思わず口角が上がりそうになるのを噛みしめながらも(絶対甘い顔なんて見せてやるもんか!)なんてちょっとの反抗心をチクリと刺せるような言葉を放ってしまうのだって、しょうがないよね。うん。しょうがない。
「これも君の掌のうちだった?」
「まさか。僕もコレは見えなかったよ。神のいたずらか、はたまたバタフライバタフライバタフライ・エフェクトか、ああどちらにしてもはるあきだったからだろうねぇ。」
「・・・・・本当にどこまで見通してたんだよ。」
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