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    ギタクミ

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    ギタクミ

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    とらぽでTRPG(りゅうたま)リプレイ風会話文のような何か

    ##リプレイ風

    ※ヒナタはヒーラー(僧侶ポジ)、コマエダはミンストレル(吟遊詩人ポジ)、全ステータス値6、装備品なしの、ベーシックセットとパーティ便利セットだけ持ったピクニックルールで行っています

    Role
    ナナミ「草原を歩いている旅人2人。時間はお昼過ぎくらいかな?次に向かう街パックボットに翌日には着きそうだね」

    ヒナタ「ここから次の街までどのくらいかかりそうなんだ?」
    コマエダ「あと1日くらいじゃないかな?この辺はなだらかな草原だからね、歩きやすいと思うよ!」
    ヒナタ「そうか、それならこのまま歩いた方がいいんだろうな」
    コマエダ「あは、ヒナタくんに信用してもらえるなんて嬉しいよ!この後どんな不幸がやってくるのかな」
    ヒナタ「お前はまたそんなこと言ってるのか、ほらさっさと行くぞ」

    Talk
    日向「ロールプレイってこんな感じでいいのか?」
    七海「うん、オッケーだよ」
    狛枝「この後はどうするの?」
    七海「まずこの2人の《コンディションチェック》をするよ。1日の行動を始めるときにやるんだけど、これで良い結果が出ると今後の行動に補正が入ったり、状態異常になっちゃったりするんだ。体力と同じ面数のダイス、精神と同じ面数のダイスの2つを使うよ。」
    日向「俺も狛枝も体力6、敏捷6だから、6面ダイスを2つ使うんだな」

    目標値:なし
    ヒナタ(コンディション) 2、2→4 あまり良くない
    コマエダ(コンディション) 6、6→12 絶好調

    七海「おっ、狛枝君は絶好調だね!」
    狛枝「あは、最初からクライマックス……ってヤツかな?」
    日向「絶好調だとどうなるんだ?」
    七海「絶好調の日は、好きな能力値を2点上げることができるよ。最大HPとかMPには影響しないから、注意してね」
    狛枝「うーん、どうしようかな……」
    日向「戦闘になるかもしれないからな、武器を基準に考えてみたらどうだ?」
    狛枝「そうだね、じゃあ、知力を上げることにするよ」
    七海「わかった。今回狛枝君は、知力の判定に使うダイスが8面ダイスになるね。次は、2人が草原を快適に移動できたか、移動チェックをするよ。体力、敏捷の数の面のサイコロを使うんだ。出た目の合計が地形+天候の値以上なら成功だよ」
    日向「おお、旅らしくなってきたな」
    七海「狛枝くんはスキル<旅慣れ>があるから、判定に+1されるよ。場所は草原、天気は晴れ、目標値は6だよ。頑張れ!」

    目標値:6
    ヒナタ(移動) 5、5→10 成功
    コマエダ(移動) 1、6→7 スキル〈旅慣れ〉で+1 8 成功

    狛枝「うん、知力は使わなかったけど、大丈夫だったね」
    日向「6以上が成功なんだよな?」
    七海「うん。この場合、ヒナタはかなり体力に余裕があって、コマエダはまあまあ元気な感じかな?」
    日向「とりあえず失敗しなくてよかったな」
    七海「ふっふっふ、まだ油断はできないよ?次は《方向チェック》!メンバーの中から1人だけ、知力と同じ面数のダイスを2つ振るんだ。さっきと同じ地形+天候以上が目標値で、迷わずに目的地の方へ進めているか判定するよ」
    日向「ま、迷ったりするのか……知力か、狛枝が振った方が良いんじゃないか?」
    狛枝「そんな!ボク如きが日向クンの道行きを決めるなんて恐れ多いよ!」
    日向「いや、俺じゃなくてヒナタだから!それに、俺がやって失敗したら不利になるし……それよりも、コンディションで補正が入ってるお前がやった方がいい」
    七海「もし不安なら、もう1人サポートに入ることもできるよ?」
    狛枝「そんなことが出来るの?」
    七海「この方向チェックとこの後の《野営チェック》では、作業する人以外にもう1人が同じ能力を使って判定できるんだ。目標値は5で、それ以上の結果が出たら、本番の人の結果に+1の補正が入るよ」
    日向「そうなのか。じゃあ俺がサポートに入るよ。これで良い結果を出せばいいんだろ?」
    狛枝「そういう問題じゃないんだけれど……まあ、そうか。うん、じゃあ僭越ながら、ボクが本番のチェックをするよ」

    目標値 ヒナタ:5 コマエダ:6
    ヒナタ(方向サポート) 3、2→5 成功
    コマエダ(方向) 7、2→9 ヒナタのサポート、スキル〈旅慣れ〉の効果で+2 11 成功

    七海「成功!おめでとう」
    日向「余裕の成功じゃないか!心配する必要なかったろ?」
    狛枝「あはは、納得のいく結果が出てよかった」

    Role
    ナナミ「2人は迷うことなく、街の方へ歩いていくね。もうそろそろ夕方になっちゃうね。でも、この辺りは草原しかないからなあ……退屈かもしれないね。あれ?2人はまだ気がついてないみたいだけれど、遠くから誰か歩いてくるね、旅人かな?」

    ヒナタ「何も無い……街が遠いな」
    コマエダ「でも向こうを見てよ、誰か歩いてくるよ。話を聞けないかな」

    ナナミ「ヒナタとコマエダも気づいたみたい、話しかけるのかな?近づいてきた人は眼鏡とローブを纏った若い男性みたい」

    ヨシュア「こんにちは。君たちは旅人さん?」
    ヒナタ「そうだ、今はパックボットに行こうと思ってる」
    コマエダ「こんにちは!君にはどんな希望が眠っているのかな?」
    ヒナタ「こら、初対面の相手に変に絡むな」
    コマエダ「変って?」
    ヨシュア「あはは、面白いね。僕はヨシュア。気象予報士を目指して旅をしているんだ」
    コマエダ「気象予報士!空を読んで皆の生活を安定させる、素晴らしい希望じゃないか!」
    ヒナタ「大人しく聞け!」(小突く)
    コマエダ「いて」
    ヨシュア「照れるなあ。それでね、さっきから空の様子を読んでるんだけれど、明日は雨が降りそうなんだ。だから、気をつけた方がいいよ」
    ヒナタ「わかった。教えてくれてありがとうな。助かるよ」
    ヨシュア「どういたしまして、良い旅を!」

    ナナミ「そう言って、ヨシュアは2人が来た方向へ歩いていくね。雨も心配だけれど、そろそろ野営の準備をしなきゃ」

    Talk
    七海「そんなわけで、《野営チェック》、いくよ!」
    狛枝「さっきも言ってたね。安全に野営できたかどうかを判定する……ってところかな」
    七海「そう!成功しても失敗してもHPとMPが回復出来るし、大成功すれば次の日のコンディションチェックに補正が付くんだよ」
    日向「これは2人で振るのか?」
    七海「方向チェックと同じ感じかな。1人だけが振るものだけど、もう1人サポートに入れるよ」
    狛枝「それなら、次は日向くんが本番を振ったらどうかな」
    日向「俺が?」
    狛枝「ボクが全部本番を振るのは申し訳ないし、日向クンもつまらないんじゃないかな……」
    日向「つまらないなんて事はない。けど、まあ、俺が本番を振るのは構わないぞ」
    七海「ここまで大きく外してないし、大丈夫だよ。目標値は地形+天候……さっきと同じ6、知力+敏捷で判定するね。ファイトだよ!」

    目標値 コマエダ:5 ヒナタ:6
    コマエダ(野営サポート)6,6 スキル〈旅慣れ〉で+1 11 クリティカル
    ヒナタ(野営)6,4 コマエダのサポートで+3 12 成功

    狛枝「また6が2つだ!」
    七海「おっ、もしや狛枝くんはクリッターなのかな?サポートのクリティカルって特に何も書いてないんだけど、なんかもったいないし……おまけで+2にしちゃった」
    日向「ありがとう、成功したな!」
    七海「じゃあ2人はなだらかな土地を見つけてテントを張れたよ。土も冷たすぎなくて、快適に眠れる……と思うよ」
    日向「そこ言い切らないのか……」

    Role
    ナナミ「2人は火を起こして夜風の寒さを凌ぎながら、食事を摂っているね。今は保存食のナッツしかないけれど、皆で食べたら美味しいものなのかな。いいなあ。今日も1日、お疲れ様」

    ヒナタ「良い場所に張れたな、テント」
    コマエダ「流石ヒナタクンだね!」
    ヒナタ「いや、お前がこの場所見つけたんだろ。俺はテント組んだだけだし……まあ、いいか」
    コマエダ「そうだ、明日雨が降るんだよね?何か対策とかした方がいいのかな」
    ヒナタ「うーん、特に雨具とかも持ってないしな……街に着く前に降らないことを祈るしかないな」
    コマエダ「そっか。じゃあ早く休んで、さっさと出発しようか」
    ヒナタ「そうだな。おやすみ、コマエダ」
    コマエダ「おやすみヒナタクン!」

    Talk
    狛枝「そうだ、今スキルの〈音楽〉って覚えていいのかな?」
    七海「いいよ。敏捷+精神で、地形の数値……6が目標値だよ」
    日向「最初以来だな、狛枝が6面ダイス2つ振るのは」

    目標値:6
    コマエダ(音楽) 3,2→5 失敗

    狛枝「あれ、上手くいかないや」
    七海「うーん残念!めげずにまた今度挑戦してね。あと食料と水を1日分減らしておいて」

    ヒナタの食料:4→3 ヒナタの水:1→0
    コマエダの食料:4→3 コマエダの水:1→0

    日向「水無くなっちゃったけど、いいのか?」
    七海「街に入ったら補充できるから大丈夫。さあ2日目が始まるよ!まずはコンディションチェックから……」

    目標値:なし
    ヒナタ(コンディション)4,2→6 ふつう
    コマエダ(コンディション)6,3→ かなり良い

    日向「あまり良い結果が出ないな……」
    七海「そんなことないよ。昨日よりは調子が良いみたいだよ?」
    狛枝「重畳……ってやつかな。調子が良いうちに出発して、雨が降る前に街に辿り着きたいな」
    七海「あ……それなんだけど」

    Role
    ナナミ「夜が明けて少し経った頃、雨が振り始めた。バケツをひっくり返したような雨っていうのはこういう事を言うんだね。テントを叩く激しい雨音とひんやりとした感覚に、2人は目を覚ましたみたい」

    コマエダ「……雨、降り始めたのか」
    ヒナタ「コマエダ、おはよう。もう降ってきたのか」
    コマエダ「おはようヒナタくん。希望の朝だね!」
    ヒナタ「いや、希望ではないだろ……これ、ここでこの雨をやり過ごしたり……出来ないよな」
    コマエダ「無理だよ。この辺りが平坦な土地とはいえ、このままじゃテントが無いも同然の状態になるよ」
    ヒナタ「そうだよな……わかった。すぐにここを発って、ひとまず雨宿りできる場所を探そう」

    ナナミ「ヒナタとコマエダは手早くテントを畳んで荷物を担ぐと、雨宿り出来そうな木を探し始めたよ。みつかるかな?」

    目標値:5
    ヒナタ(知力+精神)5,6→11 成功
    コマエダ(知力+精神)3,4→7 成功

    Talk
    日向「うお、いきなりなかなかの数字が出た」
    七海「お見事!葉っぱの生い茂った10mくらいの大きな木を見つけるよ。ここならしばらくやり過ごせるはず」
    狛枝「これはここに入れ……ってことかな」
    七海「もし入らないとしたら、コンディションが6以下のヒナタが風邪を引いて状態異常に……」
    日向「マジかよ!急いで雨宿りしないと……」
    狛枝「……まあ何に襲われるとしても、病気の状態で立ち向かうよりはマシか……」
    七海「そんな物騒なことにはならないよ、安心して」

    Role
    ナナミ「見つかった大きな木の下に2人が駆け込むと、先客の気配を感じるよ。茶色の毛並みに少年ほどの背丈、ピンと立った耳、長いしっぽ……コネコゴブリンだ!木の根元にかがみ込んで手元を忙しなく動かしているけど、何をしているのかな?」

    ヒナタ「おい、何してんだ?」
    コネコゴブリン「ゴブニャッ!?に、にげ……いや……うう……」(怯え飛びのいた後元の姿勢に戻る)
    コマエダ「ねえ、人が声をかけているんだよ。失礼じゃないかな」
    ヒナタ「おい!怖がってるんだ、その言い方は無いだろ。……ごめんな、何もしないから。ただ、もし困ってるなら、俺に教えてくれないか?」
    コネコゴブリン「……あの、あの、ピアス、落としちゃったゴブニャ。えぐ、お姉ちゃんに作ってもらったゴブニャ。えぐ、ここで落としちゃって……」(泣きながら)
    ヒナタ「そっか、ありがとな。不安だったろ。ほら、俺も探してやるから、泣くな。いいよな、コマエダ?」
    コマエダ「……まあ、ヒナタくんのその行動は希望的だし、構わないよ」(無関係な人を助ける気がない)
    ヒナタ「何だそれ。手伝うなら手伝うで、つべこべ言うな」

    ナナミ「3人でピアスを探すんだね。見つかるといいなあ」

    目標値:8(失敗する度にHPが2減る)
    ヒナタ(敏捷+知力)6,1→失敗
    コマエダ(敏捷+知力)1,1 →大失敗

    ヒナタ HP:12-2=10
    コマエダ HP:12-2-2=8

    コマエダ「うわ!」(足を草に引っ掛けて軽く木に体を打つ、追加で2ダメージ)
    ヒナタ「まだやれる!」

    2回目
    ヒナタ(敏捷+知力)6,6→クリティカル
    ヒナタ(敏捷+知力)6,6→クリティカル

    Talk
    日向「は!!?」
    狛枝「日向クンが他の人のために力を尽くそうとしたときにクリティカル!なんて素晴らしいんだろう!これが、希望……!」
    七海「これはすごいね……!2人揃ってクリティカルとは……うーん、どうしようかな……数が中途半端だけど、こうしようかな」

    Role
    ナナミ「ヒナタとコマエダが茂みをかき分けてピアスを探していると、ふと草とも土とも違う色が視界の端を掠めたみたい。その辺りに近づくと、そこには小さなピアスが!」

    ヒナタ・コマエダ「あった!!」
    コネコゴブリン「ほ、ほんとかゴブニャッ!?」(慌てて駆け寄る)
    ヒナタ「ああ。ほら、もう失くすんじゃないぞ」(渡す)
    
コネコゴブリン「ありがとうゴブニャ、大事なものだったゴブニャ!オイラ、大したもの持ってないけど……これ!どうかもらってほしいゴブニャ!」

    ナナミ「飛び跳ねる少年が彼らに差し出したのは……1本の黒い大きな傘だ。2人なら入れそうなくらい大きいね。これなら2人とも雨の中を移動しやすくなるかな?おや、少年がまだ何か取り出そうとしているね」

    コネコゴブリン「ちょっと待つゴブニャ。この紐から、カツオブシを外して……ってあれ?キツすぎて取れないゴブニャ!うーん、じゃあ全部あげるゴブニャ!」

    ナナミ「おお、カツオブシ3本だ!旅の『おいしい保存食』になるかな?食べたら元気が出そうだね」

    コマエダ「こんなに?」
    ヒナタ「俺たちそんな大したことしてないぞ!」
    コネコゴブリン「どうしてももらってほしいゴブニャ。兄ちゃんたち、旅人なんだろ?旅人と皆は助け合うものって聞いたゴブニャ。だからこれは、当然の事ゴブニャ!」
    ヒナタ「ふふ、ありがとな。嬉しいよ、大切にする」
    コマエダ「……ありがとう」
    コネコゴブリン「こちらこそゴブニャ!兄ちゃんたち、じゃあね!」

    ナナミ「コネコゴブリンは手を大きく振りながら遠くへ駆けていくね。あ、今気がついたけれど、雨が小降りになってきてるみたい。木の葉を打つ雨音も穏やかだね。今街道を歩き始めたら、日暮れにはパックボットに着ける……と思うよ」

    コマエダ「見て、ヒナタクン。雨が落ち着いてきたみたい」
    ヒナタ「え?本当だ!どうなることかと思ったけど、今日中にちゃんと着けそうで安心した……」
    コマエダ「そろそろ行こうか。雨に打たれたし、着替えたり体を洗いたいな」
    ヒナタ「お前がそんなこと言うのは珍しいな。でも、それに賛成だ」

    Talk
    七海「この移動チェックに入るんだけど、この辺りは水溜りが多くて街道が分かりづらいんだ。だから普段はしないんだけど、しっかり街道に沿って歩けているか《方向チェック》も行うよ。場所は草原、天気は雨。地形の基本値が6、天気の補正で+1、目標値は7だよ。さっきもらった傘が使えるけど、どうする?《移動チェック》に+1の補正が入るよ」
    狛枝「ボクは使うよ」
    日向「こいつと相合傘……(引き)」
    狛枝「どうしたのかな、日向クン?」
    日向「いや、何でもない。使うよ」

    ヒナタ(移動)5,4→9 傘の効果で+1 成功
    ヒナタ(方向サポート:目標値5)4,2→6 成功
    コマエダ(移動)1,6→7 傘、スキル〈旅慣れ〉の効果でそれぞれ+1 成功
    コマエダ(方向)3,4→7 スキル〈旅慣れ〉の効果で+1 成功

    日向「安定してるな」
    狛枝「うーん、ボーナス無しで考えるとかなりギリギリ……」
    七海「目標値が1上がるだけでも少し緊張感が出るかな?でも、無事でよかった。さあ、エンディングロールに入るよ!」

    Role
    ナナミ「夕焼けで草原が赤く染まっている。千切れた雲が空に散らばってるね。雨の竜も雲の竜も、お家に帰ったのかな。そうしてだんだん、あたりが暗くなってきたけど……見て、遠くに街の灯りが見えてきた!」

    ヒナタ「灯りだ!ちゃんと街に着いたな」
    コマエダ「雨で道が分かりづらかったけど、間違えてなかったみたいだね」
    ヒナタ「なあ、街に着いたら何する?」
    コマエダ「体洗って着替えられればそれでいいかな」
    ヒナタ「旅し甲斐のない奴だな。もっと他にあるだろ、特産品を見たり、飯食ったりさ」
    コマエダ「そうだね……じゃあ、アクセサリーとか、見てみたいかな」

    ナナミ「そうしてヒナタとコマエダは街に着いたら何をするか、相談してわくわくを膨らませている。猫の姿の私は、それを遠目に見てしっぽが揺れた。竜人の私は加われないけれど、ちゃんと近くで見守っているからね」

    Talk
    七海「シナリオ『雨の草原で』クリアだよ。お疲れ様でした!」
    日向・狛枝「お疲れ様でした」
    日向「短いって聞いてたけど、結構手応えあったというか……本当に旅をした気がする」
    狛枝「うん、野営までするし、食料も消費していくのがリアルだよね。本当は途中でスキル〈音楽〉を成功させたかったな……」
    七海「覚えた曲を奏でると仲間の判定に+1のボーナスをあげられるんだ。でもこればかりはダイス次第だからね。そうだ、ヒナタはヒーラーだから、本当は移動チェックの前に〈薬草採り〉ができたよ」
    日向「えっ、本当か!?」
    七海「うん。でも戦闘するようなシナリオじゃなかったし、次回挑戦してみてよ。特に今回は2日目は雨であちこちぬかるんでただろうから、薬草は採れなかったかも」
    日向「そ、そうか……」
    七海「今回は練習だったから街のこととか何も決めなかったけれど、次はどんな場所にいくか決めていこう。行きたい場所があったら教えてね」
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