タイトル未定いつも通りだったはずだ。
海沿いをパトロールしたり、市民で賑わう中マジックのパフォーマンスをしたり。だから、少し油断をしてしまっていたのかもしれない。
「ビリー!」
ジェイの声が聞こえたときには、意識が既に遠のいていた。
「ッチ、いちいち大げさなんだよテメェは…」
「そんなこと言って〜!心配してくれてたんでショ?ありがと、アッシュパイセン♡」
「アァ!?殴るぞ!?」
「こらこら…落ち着けアッシュ、ビリーも目が覚めたばかりなんだからあまり大声を出すな」
ビリーが目を覚ますと、そこは見慣れた(それはどうかと思うが)エリオス内の病室だった。
自身の目を覆うゴーグルは横のテーブルに置かれており、視界がクリアになっていた。
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