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    【R-18】♀フロ搾り(ちょっとジェイフロ)

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    recommended works

    nico

    INFOジェイフロ小説アンソロのサンプルです。NRC時代の冒頭部分と、25歳になってからの彼ら部分を少々追加しました。冒頭しんみりめいてますが、しんみりしてるのは最初だけで内容はラブコメだと思ってます。ハッピーハッピーハッピーエンドなジェイフロです。
    余談ですがあまりの文字数の多さに主催のしののさんに泣き付きました……!
    ふゆのおわりにうたう唄 息が白い。
     海の中では見られない現象を面白く思いながら、オレは出来たばかりの魔法薬を雲がかかる空にかざした。虹色に輝く半透明の液体が、ガラス瓶の中で揺らいでいる。なにとはなしに左右に振れば、それは美しく光りながらたぽたぽと瓶の中でたゆたった。
    「キラキラじゃん」
     まるで他人事のようなつぶやきが白く変わって空気に溶ける。外廊下に隣接している学園の裏庭。流れる吐息に誘われて目を向ければ、そこは一面真っ白な新雪に覆われていた。
     寒さのせいか、庭に人の気配は全くない。まっすぐ歩いていた外廊下から、裏庭へと向きを変える。芝生の上に落ちた雪が、平らな革靴の底で圧縮される感覚があった。もう少し積もったら、滑って転んでしまいそうだ。そんなことを考えながら、オレはうっすらと雪がかぶったスチールのベンチを、ゴム手袋をしたままの手でぞんざいに払った。脚を伸ばして腰かけて、灰色の空を大きく仰ぐ。
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