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    mijinko_baketu

    お絵描きは好きだけど技術は残念ながら…
    絵は女体化only、文章はふたなりORカントボーイのどっちか。

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    mijinko_baketu

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    完成するかどうか怪しい勢いだけの話。のちのちエロになる予定

    人妻蘆屋小話「道満、そろそろセックスしても良い頃合いではないですか?」
    きた。きてしまった。
    遂に夜のお誘いをされてしまった。出産をしてからもうすぐ四週間が経とうとしている。体がまだ回復していないからという理由で、口や手で済ましてきたが相手も限界なのだろう。道満としても、したくない訳ではないが、断らなくてはならない理由、いや秘密がある。

    まず一つ目が腹のたるみ。
    双子を孕んでいたのだ。限界まで膨れた腹こと、皮が出産してすぐに治るわけがない。男の目に映る自分はいつだって綺麗でいたいのに、鏡に映った自分の腹はぷにっとしている。医者の話では治るまでもう暫くかかるらしい。
    そして二つ目。こちらがセックスを拒絶する本当の理由。
    子宮が出てきてしまったのだ。出産から一週間後ににゅるりと股の間から。
    多分、産後にやるなと言われていたことを、調子にのってやったことが原因だろう。大きな仕事(出産)が終わったことで、ハイになっていたのだ。自分なら大丈夫だろうと根拠のない自信があった。
    こんなことになると分かっていたらしなかったのに、今更悔いてももう遅い。慌てて病院に行くと軽度の子宮脱だと言われてしまった。出産後になるのはそう珍しいことでもないらしい。今度出たら自分の指で押し込めと言われ衝撃だった。大事な器官を簡単に押し込んでいいものなのだろうかと。まるでエロ漫画みたいではないか。
    医者が言うのだ。結局、そうするしか道はなく、早く治る様に筋トレをしつつ出たら指で押し込んで過ごしてきた。最近は気にならなくなってきたので治ったのだと思いたいが、医者からもう少し様子を見ると言われているので完治はしていない。

    さて、どう誤魔化そうか。ネットで調べたところ、セックスは産後一か月くらいたてばしても良いらしい。男だってそこら辺は調べているだろう。だから、この言い訳は使えない。かといって、胎の中がどうなっているのか分からない以上、受け入れるのはナシだ。
    別に夫は性欲魔人でもなんでもないのだから、したくないと言い張れば相手は折れるだろう。本当はそれが一番いいのだと分かっている。分かってはいるが、自分が嫌なのだ。なんでも、世の男は出産後浮気をしやすくなるらしい。夫婦で過ごす時間が少なくなることや、妻の性欲は下がっても夫側の性欲は変わらないことなどが原因らしいが、確かに子供が生まれてから男との会話が少なくなった。別に不仲になったとかではなく、子供たちの世話が忙しくて語り合っている時間がないのだ。片方が寝ている時、片方が起きているという感じのすれ違い。
    これはまずい傾向のではないだろうか。浮気の話をネットでたまたま見かけた時から、ずっと心に引っ掛かっていて落ち着かない。
    晴明が浮気。彼に限ってと思うのだが夫はとにかくモテる。超絶美形なので当然と言えば当然だろう。高校時代は、女ホイホイなんて陰で言われていたと鬼一が話していた。あだ名自体は頭が悪そうでよろしくないが、いかに異性にモテるのかについては分かりやすくもある。
    結婚した後だってそれは変わらない。歩いているだけで女が視線を向けるし、積極的な者に至っては話しかけてきたり、メールを書いた紙を渡してきたりする。
    要するに、夫は相手を探そうと思えばいくらでもいるのだ。それなのにわざわざセックスのお伺いをしてきたと言うことは、男の心はまだ自分にあるのだろう。ここで手綱をしっかりと掴んでおかなければ、女の尻を追いかけ始めるかもしれない。替えが聞かないほどの極上の魚だ。釣り上げた経緯は苦労の連続。他人にやるなんてもってのほか。だからこそ、迷っているのだ。ここで夫の性欲を挿入なしで満足させる方法はないかと。
    本当のことを言うのが一番良いのだろうが、「産後は大人しくしていなさい」と言う彼の忠告を無視続けていた結果がこれなので、素直に話したらそのことについてとやかく言われるに決まっている。怒られるのも嫌だが、自分の体を他人の方がよく分かっていた事実が悔しいので、絶対に言ってなどやらない。
    挿入はなし。手や口を使うのもなしとなると、答えは一つしかない。
    「……晴明殿。素股でどうにかなりませぬか?」
    首をコテンと横に倒し、甘えた声でお伺いをたてるも、相手はつれなかった。
    「いえ、今挿れたい気分なんですよね」
    ろくでもない気分だ。今すぐ気分を変えて素股がしたくならないだろうか。頭の中で念を送るも夫の意見は変わりそうにない。再度、どうにかならないかと聞くものの、答えは先ほどと同じだった。
    「ンンン……。どうしても…ですか?」
    「ええ、どうしてもです」
    ジリジリとにじり寄ってくる男に身の危険を感じる。ここまで言われてしまったら、もうどうしようもない。怒られるのはムカつくが、背に腹は代えられない。全てゲロってしまうと決めた。
    「ン―――、仕方がありませぬ。観念して話しましょう。実は……その、儂は今…軽度の子宮脱になっておりまして……医者からその、OKサインが出るまで挿入は無理です。次の子が作れなくなってしまいまする」
    なんと言われるだろう。莫迦者から始まり二時間説教コースに突入かもしれない。そうなったら他事でも考えてやり過ごそうと決め、ちらりと上目遣いで顔を見るも、男の顔には表情が浮かんでいなかった。視線の先には能面のような顔があり、こちらを無言で見つめている。
    「は……!?」
    思わず声がもれた。今、自分は間抜けな顔を晒しているのだろう。想像と違う反応をされたことに大いに動揺している。表情のないその顔は人形のようにしか見えず、肌が粟立った。
    目の前の男は何を考えているのだろう。反応に困るようなことをしないで欲しい。
    なんと言っていいのか分からず、口をパクパクしていると、夫の口が音を紡いだ。
    「そのことなら既に知っています。私が言いたいことはそれではありません。挿入だけがセックスではないでしょう?」
    本気で言っている意味が分からなかった。挿入だけがセックスではないと言うのならば、何故素股を拒否したり、手や口で抜くのはダメだと言ったのだろう。
    「い、言っている意味が分かりませぬ」
    知っている云々に関しては、多分読心術を使ったのだろう。そうだ、この男はそういうやつだった。晴明の前にあっては、秘密などあってないに等しい。隠し通せると思って一人空回り続けていた自分の愚かさに死にたくなるが、その点については後回しだ。
    挿入だけがセックスではない。確かに、オーラルセックスという言葉があるように、穴に挿れるだけがセックスではないのだろう。そこは同意する。だが、男はそう言うことではないと言う。キスをしただけでもセックスだと言い張ればそれはセックスになるとか、その手の話なのだろうか。そこまで話を広げるともうお手上げた。答えを早く教えろと視線を向けると、やれやれと言った態度で男は口を開いた。
    「子を孕んでからおまえは、セックスに消極的になりました。母になったのです。それ自体は普通のことでしょう。そのことについて何かをいうつもりはありません。問題はここからです。したいと言った私に対し、おまえは仕方がなくヌいて終わらせることにした。作業化したと言ったら分かりやすいでしょうか。気持ちが伴っていいないことぐらい読心術を使わずとも分かります。セックスとは二人向き合ってするものでしょう?」
    「つまり、あれらは自慰の延長だったと言いたいのでしょうか」
    「分かっているじゃないですか。私は別に、人の体を使った自慰行為がしたい訳ではありません。その程度のことならば式神を使ってできますからね」
    言われてみればそうだ。凄腕の術師である晴明ならば、道満と寸分違わぬ式神を作り出せるはず。単純に挿れたいだけならば、その者に相手をさせれば済む話。それをせず、道満に言ってきたのは、自慰でなく二人の感情が伴った触れ合い(セックス)をしたかったから。こんな簡単なこと、どうして分からなくなってしまっていたのだろう。男の言う通り挿入だけがセックスではない。逆を言えば、挿入をしたところで気持ちが伴っていなければ、それはセックスではなく自慰の延長なのだろう。
    したくないのならば、したくないと言えばよかったのだ。気持ちが伴わない行為ほど、空しいものはない。今までの間、男はどういう気分でいたのだろう。浮気すると困ると言いながら、餌をやった気持ちになっていただけ。雑誌に踊らされて相手を傷つけた。今更取り繕ったところで、彼を傷つけた事実は消えない。けれど、許されるのならば。手遅れでないのならば、もう一度、夫と向き合いたいと思った。
    「……すみませぬ。晴明殿。もし、気持ちが変わらないのであれば、儂と挿入をしないセックスを教えては下さりませぬか」
    「勿論、構いませんよ。最初からそうだと言っているじゃないですか」
    ふっと笑った夫に押し倒されて布団へと寝ころぶ。覆いかぶさるような体勢のせいか、一瞬。ふわりと男の体臭が鼻をくすぐった。
    別に珍しいことでもなんでもない。一緒に生活しているのだ。嗅ぎなれているはずなのに、受け入れられる状態ではない子宮がキュンと疼き、ジュンと股が濡れた。
    「ン……」
    反応で気づいたのだろう。男の手が寝巻の間から手を入れ、下着の上から股の間をなぞってくる。先ほど愛液が溢れ、下着が汚れたことを知っているため、大げさなほど体が震えた。
    「濡れていますね」
    囁くような声で報告してくる夫。相変わらず意地が悪い。付き合いは長いのだ。反応で分かっていたくせに、わざわざ辱めるようなことを言ってくる。そして、それが嫌でない自分が嫌だ。責めるような言葉にゾクリと背中に甘い疼きが走る。
    「……ッ」
    先ほどと同じように、男の手は膨らんだ恥丘の間。割れ目に沿って指を往復させてくる。ただなぞっているだけではなく、時折膣辺りを布越しに強く押される。入りそうなのに入らない。焦らされているのが嫌でも分かり、ますますパンツが濡れてきてしまう。下着越しに感じる夫の指の温度に、たまらず声が漏れた。
    「アッ」
    ブルリと体が震え、股はびしょ濡れ。無意識のうちに股を大きく開き、うっとりとした瞳で男を眺める。
    こんなにも体は彼を求めているのに、受け入れられないことが不思議でしょうがない。ふぅふぅと荒い息を零しながら嫌々と首を振る。二人でセックスをすると言ったのに一方的に責められるのは違うのではないかと口に出すと、夫が一瞬目を見開き、ニヤリと笑みを浮かべた。
    「最近はおまえにしてもらってばかりだったのでその分、サービスでもしてあげようかとも思ったのですが、そう言われたら断る訳にもいきません。では、69でもしましょうか。これならどちらかが一歩的に奉仕するわけではないでしょう?」
    「ンン……分かりました」
    毎回、最後の方は一方的に責められるような気がするが、そこは自分のガッツ次第だ。一度イったからといってなんだ。二回までならなんとかなる。根拠はないがそんな気がするのだ。スキル? はて、なんのことやら。
    いそいそと起き上がり濡れそぼっているパンツを脱ぐと、反対向きに寝転がり男の股へと顔を近づける。もっこりと窮屈そうにしている陰茎。パンツの端を指で引っかけると、ボロンと零れ出てきた。
    自分の痴態で興奮していたらしく、既にやんわりと芯を持っている雄。口淫など飽きるほどしたはずなのに、今宵はなんだか違うように感じるのは、意識が違うからだろうか。ドキンと大きく胸が脈打つ。導かれるようにそっと陰茎に口をつけ、アイスでも舐めるかのように舌を這わせる。下から上へ、下全体で包みこむようにして愛撫していると、膣にぬるりと熱いものを感じた。チラリと股の方へと目をやると、夫が愛液を啜っている。わざと音を立てているらしく、美しい口元からジュルジュルと下品な音が漏れ、それに反応してヒクンと体が小さく震えた。相手にされるままに悶えるのなど御免だ。こちらも反撃とばかりに陰茎を口内へと導き、音が出るようにしてじっくりと味わう。僅かなしょっぱさにも慣れたもので、頭を上下させながら喉元まで迎え入れる。苦しいけれど、相手にもっと気持ちよくなって欲しくて嘔吐感を必死に堪え、何度かに分けて喉を締め付ける。その刹那、ぬるっとしたものが膣穴に入り込んできた。
    見なくともそれが何かは分かっている。夫の舌だ。熱くて、柔らかいソレが少しだけ入りこんでくる感覚。そちらに気を取られたせいか、喉まで入っていた陰茎が大きさを増し、思わず咳き込んだ。
    口の端から涎が、鼻水が垂れ、目に涙が浮かぶ。みっともない顔をしていると言う自覚はあったが、だからといってどうすることも出来ない。こちらが苦しんでいる間にも、男の舌は止まることなく、膣壁をなぞっている。焦らされているような感覚。そんなことされたら、欲しくなってしまうではないか。挿入できないと知っているのになんて意地悪なのだろう。浅い刺激だけじゃ満足できず、ひくひくと膣を開閉させ、体をくねらせる。これ以上、責められたら欲しいと口走ってしまいそうだ。
    過去の女を食い散らかしてきただけあって、夫の愛撫は上手かった。知っていたつもりだったのに、最近は自分が一方的に慰めていたため、油断していた。
    一緒にと言ったのに、自身が責められているだけではないか。主導権を握らなくてはまずい。負けて堪るかと竿を掴み、強弱をつけながら扱く。亀頭を軽く吸ってやると、夫の体が跳ねた。感じてくれていることに思わず笑みが浮かぶ。さて、この後はどう責めようか。過去に男に教えてもらったアドバイスを思い出す。
    確か、緩やかでねっとりした方が良いと言っていたような気がする。
    ねっとりと言うのがイマイチよく分からないが、竿を擦り上げていた動きを抑え。亀頭を舌全体で包み込むような、表面を味わうようにして舐め上げる。
    タイミングを見計らい先端をチロチロと舐めてやると、舌に苦みが走った。
    限界が近いのだろう。ゴールまであと少しと思っていたのに、陰核へ走った強い刺激。剥かれたと気づくよりも先に、陰茎から口が離れ、首が後ろに倒れた。
    「あぁ!」
    そんな場所を強く吸われて耐えきれるはずがない。子供を産んだことで性欲が落ちていたせいだろうか。最近では弄ることもなくなっていたソコ。もっと、突起を虐めて欲しくて夫の顔に股間を押し付ける。
    「ん…ぅっ」
    柔らかな舌で表面を舐め、吸って欲しい。媚びるように鼻を慣らし、布団へ頭を押し付けた状態で自然に口元へ持っていっていた自分の指先をしゃぶる。
    夫が剥いた陰核をくるくると円を描くように舐め、カリっと軽く歯を立てられて、ビクンと大げさに体が跳ね、ピュッと潮が飛んだ。
    「はぁ、ん……ぅ」

    つづく
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