過去の記憶を持つフッチが現代の学生生活を満喫する話僕には記憶がある。
何の証拠もないけど、確信をもって過去の記憶があると言える。
これが前世と呼べるものかは分からない。
学校に入学して出会った人にどうしようもなく懐かしい気持ちを抱いた。
日記は、誰の目に触れるものでもないけど、僕が何を感じて、彼らとどう関わったか、向き合い直したか、それを言葉に文字に残そうと思って描き始めたものだ。
4月○×日
生徒会に立候補した面々が選挙活動をしている。演説をしている生徒の中にあの人がいた。どの時代でも率いることに長けているのだなと、なんだか他人事ながら嬉しくなる。票はあの人に入れようと思う。
5月○×日
陸上部に大型新人が入ったって話題だ。もしやと思って見に行ったらやっぱりスタリオン!韋駄天の名は伊達じゃないな。
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