⏳と💥⏳の場合
『不愉快な夢を見た…』と起きて開口一発目の言葉。それは🍄を処罰対象として見ていた時。処分するなら、殺すならば元から無い人権の尊厳をより壊せばいいと考えに至るものによる夢の表れかと思っていた。夢とはいえ、手を出していたのが⏳自身だという事に不愉快さを生んでいた。
後ほど🍄を認め、憎しみから次第に愛情に変わる頃に再びその夢を見る⏳。夢の中で🍄が自分を求め、喘ぎ、開いて、果てる様を間近で見た時に愉快だと思った。夢から覚ました時、あの頃の不快さは何処へ消えたのかと自分に尋ねたくなるくらいに⏳は🍄に夢中になっていた。
その日の昼間に魔法局を訪れていた🍄と話をする機会が訪れる。もちろん🍄は⏳に好意を抱かれている事は知らない。⏳も隠し通す。だが夢を見た後は記憶に残るのが一番厄介なもので、🍄を間近で見るとドロっとした溢れる欲情を抑えるのに精一杯だった。(いつ手を出してやろうか…)無表情ながらも眼鏡の奥底にはぎらり、と無邪気にシュークリームを頬張る🍄を捕らえていた。
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