聖火隊という家族に関して・マグダラ/現:阿部ウェザーフィールドコンボイ瑞貴
戦闘員
両親を正十字革命部隊に殺された後連れてこられる。目の前で殺されたことからか、自他共に対する死への耐性(慣れ)がつく。その事に目をつけられ、戦闘員として採用。訓練という名の敵との殺し合いの中で「死による救済」「救済を執行することへの快楽」「自分の意志こそが真に正しい神の意志である」といった考え方をするようになる(これが後にキリセト教となる)
元々はちょっとお節介なお嬢様、困ってる人は放っておけないような性格だった。そのため、連れてこられた先で怯えた同じくらいの子供たちに「助けなきゃ」という感情を抱いた。戦闘適性を見る試験の時には他の子の代わりに人を殺めたり、他の子が死にかけたり精神的に壊れかけたりした時には自分の身を呈してでも助けたりしていた。そんなことをしているうちに何度も死にかけているので痛みにもある程度の耐性がある(荒事屋の異能参照)
かつて男のような身なりをしていた。というのも、女のままでは自分が強いことを認めて貰えなかったことや、女と言うだけで性的な対象として襲われたという経験があり、女であることを捨て、より家族(聖火隊)を守れるようになろうとしたためである。
部隊からの逃走の際、エノクから「変えなくていい」と言われ、元の女としての彼女になった(現在のコンボイ)
・エノク
司令塔であり用心棒
拾われた孤児。連れてこられた直後は怖くて怯え続けていたが、その後、かわいい女の子が誰よりも他の子、そして自分を助けようとしてくれている姿を見て、「震えてる場合じゃない」「俺が守るんだ!」と決意。その後、革命部隊の要人の警護などの役を任されるようになる。聖火隊を離れる任務が多い一方、聖火隊という存在を守るために誰よりも動いていた。
護衛の訓練と称して意味もなく暴行されており、あざなどの生傷が絶えない子供時代を送った。また、青年に近づいた頃、聖火隊創設者である要人から性的暴行を受け、その後も聖火隊存続のため、暴行を受け入れ続けた。
しかし、ある時、新たに聖火隊のような部隊を作る計画が進行していることを知り、かつての自分たちのような存在を生み出してはいけないと考え、革命部隊からの逃走及び創設者の殺害を決め、家族に提案した。
逃走時には、マグダラを庇って片目を失っている。
・ベツレヘム
諜報員(ハニートラップ等)であり部隊の性処理役
親に売られたことで連れてこられた。親からロクな扱いを受けておらず、連れてこられた時も「今度こそ殺されるんじゃないか」と怯えていた。彼女はその美貌が利用できるということから、諜報員として育てられることになった。怯えから体が固まり、性行為を上手く出来ないのを問題視され、クスリ漬けにされるようになる。そういった行為を日々繰り返され、身も心も壊れかけたが、家族の助けによりなんとか保った。ただし価値観などは歪み、自分の現状を受け入れ、彼女は聖火隊の生活を楽しむようになっていった。
自分を愛してくれた家族と、痛いや怖いを気持ちいいに変えてくれたクスリだけを愛してる。特に、誰よりも自分を含めた家族のために強くあろうとしたマグダラに憧れがあり、とても慕っている。
彼女曰く、「もしも神様がいるなら、きっとそれは錠剤だか粉末だかの形をしているか、茶髪で綺麗な金の目を持った女の子の姿なんじゃないかな」とのこと。
部隊逃走時には、彼女が見張り番を篭絡し、逃走の補助をしていた。
・ナザレ
情報や物資を奪取する役
拾われた孤児。戦争で海外に逃れた日本人の家系だった。
連れてこられた時は、連れてきた大人だけでなく他の子供たちすら恐れていたが、助けようとする姿や、こちらを心配する気持ちを向けられ、聖火隊の皆を家族として信頼するようになる。
地味な風貌と気配の薄さから、スリや強盗の技術を教えられる。訓練の一環で食糧などは自分で用意しなければいけないという状況に置かれていたため、空腹による飢餓がトラウマと化している。そのため、度々家族から食事を分けてもらうことがある。また、捕まってしまえば部隊に捨てられ、家族と離れ離れになってしまうことを恐れて逃走術や変装術を磨いた。そこから、機密書類の持ち出しや金品の強盗といった任務を任せられることになる。
部隊逃走時には、逃走後に必要な物資の確保をしていた。
・パウロ
技術士
拾われた孤児。連れてこられる際に抵抗したら、近くにあった焚き火で顔や首元を焼かれた。そのため、自分より大きい大人への恐怖と逆らうことによる折檻への恐怖がある。
手先の器用さを買われ、機械の整備や武器の改造、コンピュータ技術など、とにかく機械に関する技術を詰め込まれた。与えられた仕事が出来なければ折檻されるため、体調を崩したとしても必死に仕事をこなしていた。それで倒れた際、目が覚めた時に一緒に連れてこられた子供たちがいたことで、初めて彼らのことを気にかけるようなる。そして、ずっと彼らが自分を含めた家族を守ろうとしていたことに気づき、これからは自分だけじゃなく家族のためにも頑張ろうと決めた。
火傷跡の上にタトゥーがある顔を人に見せるのは嫌だが、家族の前なら抵抗は無い。むしろ、本当の自分を見てくれるのは家族だけだと考えているため、家族の前では顔は隠さないようにしている。
部隊逃走時には、逃走用の車両や武器の改造を行っていた。