I just found out
職務中、嫌に外がばたばたと騒がしいと思ったら、いきなり執務室の扉が開いた。
イザークの副官として仕事をしていたディアッカも驚いた顔をして入り口を見た。
「⋯⋯なんなんだ騒々しい」
書類から視線を外し入ってきた人物を見る。
「あー⋯⋯キラ? どうしたんだよ」
まじでびっくりしたとディアッカが気さくに声掛ける。
「イ、イザーク、さんっ!」
息切れした様に荒く息を吐くキラは珍しい。
思わずディアッカを見ると、俺も分かんねぇよと言わんばかりに首を横に振られた。
「なんなんだいきなり。それに、いつになったら⋯⋯」
「今日、誕生日って、本当なんですか!?」
「あ、あぁ、そうだが⋯⋯」
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