ゲームのちょっとした小話。エンディングでは
転生ルート、夢ルートと２つに分かれています。
分岐点はなんとなくお察しかと思いますが私的には夢ルートが気に入ってますね！

本当は、修学旅行に行ってさらに分岐させる予定だったんですが
もう尺の都合というか…で泣く泣く削りました。
豊前はデート先て、篭手切は生徒会の下見…とかそんな感じで
旅行話もあったりして。

一番気に入ってるのはSPストーリーで
彼女ができた江の皆さんのお話……それぞれがやや惚気るんだけど
やっぱりちょっと気に入らないなぁ～ってことで嫌味を言っちゃうけど
笑ってOK！って感じ。
ちなみにＳＰは、４キャラ+雨さんか雲さんかどちらかクリアすると出現します。
ただ、その後クリアすると毎回ＳＰストーリーにいっちゃうので

【篭手切】[r]
「わー！こんぷりーとおめでとうございます」[np]

【松井】[r]
「このすぺしゃる、は、僕達全員を一通り攻略すると
出現します」[np]

【篭手切】[r]
「この後は、たいとる画面からいつでも読むことができるので
楽しんでくださいね」[np]

【松井】[r]
「はー……長い任務だったね」[np]

【篭手切】[r]
「そうですね、きっと主も選択肢の度にせーぷして
謎の死を遂げては戻るを繰り返したんでしょう」[np]

【松井】[r]
「そもそも、一つの選択肢で死ぬってすごいよね」[np]

【篭手切】[r]
「まぁ、私たち刀剣男士は常に死と隣り合わせなわけですから。
同じような運命を体験できたと思えば」[np]

【松井】[r]

『団地』凛子と喧嘩してアジトを飛び出した私は、団地近くの公園で子供を見かけた。ブランコに座ったまま俯いて動かないその子を私は黙ってを見つめていた。揉み上げだけが長い髪型をしている。親らしき人は居らず、どうしてるのだろうと思い、私は声をかけていた。
「どうしたの？お母さんは？」
子供は顔を上げ私を見たがすぐにまた俯いてしまった。そして、小さな声で答えた。
「いない」
「えっ？」
その言葉の意味が理解できなかった。ただ、母親がいないと言うことだけは分かった。
「じゃあ、お父さんは？」
私がそう聞くと子供は首を横に振った。父親はいないらしい。
「なんで、お母さんがいないの？」
「・・・しらない」
「そっか、知らない・・・」
母親について質問しても何も答えてはくれなかった。