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    増殖型うどん屋

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    落書きまとめ 9月分

    ##落書きまとめ

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    recommended works

    じゅれ

    TRAININGbrnr盗賊団時代の日常のようなお話。えちちはないけどこの後してほしい。ネ口は面倒くさければ面倒くさいほど良い。
    夜寒を凌ぐには 次に狙っている宝物。今練っている作戦。誰を連れていき、どう立ち回らせるか。勝算の程度。危惧すべき点は何か。決行にあたるおおよその日程、等々。厨房の大テーブルに地図を広げて、ブラッドが語る。活力に満ちた、耳馴染みの良い低音だ。饒舌さからその自信の程も伺える。自ら危ない橋を渡ろうとする性分なのは苦手だが、生き生きとして、愉しそうにしているこいつを見るのは、結構好きだ。
     昼間よりもぐっと冷え込む冬の夜、敢えて起きている物好きはそうそういない。見張りを任された奴以外はそろそろ大人しく就寝しているだろう。そんな夜更け、明日の朝飯の支度を兼ねて食材を処理していた所にやってきたブラッドは「ちょっと耳貸せ」と言った。あいにく手元は忙しかったので、「耳だけでよけりゃ、いいよ」と返し、作業の片手間、男の声に耳を傾けた。楽観的な希望的観測ではなく、きちんと計算立てられ、緻密に企てられており、しっかりと現実味がある。ブラッドの作戦が失敗に終わることは、予想外の事態ーー例えば、他の北の魔法使いとバッタリ遭遇するとかーーを覗けば、まずない。それは決行前にかき集められる情報の範疇を越えている事象だから、もはや運としか言いようがないものだ。それでも、その万が一を想定して思案している所は、やはり抜かりがないというか、俺も含め、皆が安心して付き従う所以なのだと思う。
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