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    みよ.

    日々のらくがきと作業進捗を放流するアカウント。
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    みよ.

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    チャコちゃんとモブ女子
    モブ女子は忘れてるけど喧嘩別れしてる 
    当時モブ女子の好きな男の子がチャコちゃんと仲よさげに見えたとかなんとか(考えてない)
    チャコちゃんはそれなら楽しい思い出のままにしとこーという配慮
    子供の頃は年下に人気のお姉さんだけど
    精神年齢を追い越されてネバーランドの住民みたいになるチャコちゃんが見たかった

    いつまでも絶えることなく上向きにカールしたようなくせっけに背中まで伸びたおさげ。昔の彼女をそのまま成長させた後ろ姿に思わず声を掛けた
    「ひーちゃん!…久子ちゃん!」
    「えーっと、どちらさま?」
    怪訝そうに振り返ったのは小さな黒目に猫みたいな口。やっぱりひーちゃんだ。
    「覚えてないよね…小学校の頃よく遊んでもらった2つ下の」
    「ごめんねー!あたし物覚えが悪くてさ」
    「ううん、いいの」
    覚えていない様子の彼女はあっけらかんとしている。少し落胆したのを隠しつつ笑顔で首を振る。
    「あ」
    ひーちゃんは私越しに誰かを見つけたようだ。
    視線の先を辿るとぴょんぴょん跳ねる髪と定規で線を引いたような個性的な顔の男性。学ランを着てるから同級生かな。
    「引き止めてごめんなさい。それじゃ」
    「こっちこそごめん!じゃあバイバイ」
    すれ違うときちいさく名前を呼ばれたような気がするのは流石に私の幻聴かもしれない。

    「チャコ、さっきの彼女は?」 
    「んー、知ってた子」
    「それを知り合いというのでは…」
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