The Happy Prince AU テディビリ以前からちょっとずつ考えてた妄想の端書き。
テディ(王子の銅像)
独裁者だった女帝の祖母に果敢に立ち向かい、相討ちとなったが呪いで銅像にされてしまった。意識はある。
戦後の貧困に苦しむ市民を心を傷めて見守っている。
瞳はサファイア、聖剣エクセルシオールにも宝石があしらわれており、身体は金箔で覆われていたがビリーに頼み街の貧しい人々にみんなあげてしまった。視力を失う前に見た世界が、黒髪の優しいツバメの表情だったのをとても幸福に感じている。
金箔が剥がれた身体は深い緑色。街の人々はみすぼらしいと口を揃えたがツバメはそれを美しく思い、最期のちからをふりしぼりキスを送った。
呪いが解けた姿は金髪に象牙のような肌。美しい青目は失われたままになった。
ビリー(渡り鳥/ツバメ)
生まれつき身体が弱く、速く飛ぶことも苦手で群れで群れでもいじめを受けていた。飛ぶことに長けて気の強い兄にいつも庇われている。
群れとはぐれた雪国の街でたまたま身を寄せた銅像の声を聞き、街の貧しい人々に銅像の宝石や金箔を届けに行く。
はじめて自分が誰かの役に立て、銅像であってもとても親切にしてくれたことに人生ではじめての喜びを感じた。
冬が深まる直前、はぐれた弟を探しに来た兄の申し出を断り、群れと南下をせず銅像の傍で冬を過ごすことを覚悟する。冬を「越える」つもりはもうなかった。
銅像と心を通わせるうちに恋に落ち、最後にキスをしたことで呪いが解けた銅像が必死で助けを求めたことで一命を取り留め、生涯の伴侶として街で平和に暮らす。
「この頃、街の人々が僕のことをみすぼらしい、って言う声があちこちから聞こえるよ」
「そんなことないよ。君はとても綺麗だよ。だからキス、キスして…いい…?」
以下えっちな話↓
生活を立て直した街の人々からたくさんの支援を受け、慎ましくも幸せに暮らし始めた(元)銅像とツバメ。
包帯をずっと目に巻いたテディ君が背徳的で美しいだろうなって話をするためだけのお膳立てです。
テディ君は一目見たビリーくんの顔だけを目に焼き付けて生きていくし、そのビリー君の声が導いてくれる声だけで生きていたい。ツバメなんで声すごく綺麗だといい。
あとこれが言いたかっただけなんだけど、盲目えっちが見たい……
日常生活何ら支障ない癖にえっちのときだけ「僕みえないから分からないよ。君のこと傷つけたくないから、ちゃんと教えて?今どうなってるの?」って言うずるいテディ君。
テディ君の手をとって自分のおしりなぞらせて「ここ…くちゅくちゅして…?」ってお願いするビリー君… テディ君にとっての情報が聴覚と触覚だからえっちな擬音でいっぱい声に出してお願いすることが習慣になるビリー君…