雪緒と虎徹の帰りの車内での会話文虎徹「……羽を伸ばせたって顔してるな」
雪緒「ええ。凛たちと遊べなかったのは残念ですが、面白い方々とも知り合えましたし。有意義な1日でしたね」
虎徹「お前が見ず知らずの他人と食事するなんてな……」
雪緒「ふふ、虎が私を見失うからですよ?寂しくて、ついて行っちゃいました」
虎徹「……面目ねぇ」
雪緒「湊が貴方を連れ回したんでしょ?あの子は虎が大好きだから」
虎徹「見てたのか」
雪緒「ええ。たまには湊にも虎を貸してあげようと思いまして。そっと離れたら、迷子になってしまいました」
虎徹「……GPSも消えてたが、一体どこに行ってたんだ?」
雪緒「可愛いお嬢さん方と一緒に、遊園地を満喫してました」
虎徹「はぐらかすな」
雪緒「ふふふ、本当ですよ?お面を買って、コーヒーカップに乗って、カフェでお茶をしてた。本当にそれだけです。GPSは故障してたんじゃないですか?」
虎徹「……」
雪緒「あ、そう言えば。今日は良い事がもう一つあったんですよ」
虎徹「……」
雪緒「なんと、見た目だけで堅気じゃないって当てられたんです!!凄いでしょ!」
虎徹「……ああ、そうか。それは良かったな……」
雪緒「あ、信じてませんね!さっき一緒にいた鷺森さんって作家さんに“少し変わった職業に見える"ってる言われたんですよ!」
虎徹「それは同業と思われたんじゃないのか?そんな格好だし」
雪緒「う……で、でも紅蘭さんにも“君の身体が気になる"って言われましたし……」
虎徹「あ?」
雪緒「ああ、変な意味ではないって言ってましたよ」
虎徹「変な意味でないならどんな意味だ……?」
雪緒「ほら、背中の和彫のことかなって」
虎徹「服着てるのに墨入れてんの分かるかよ」
雪緒「うーん、まあ確かにそうですが、あの口調は入れ墨のことを言ってる気がしたんですけどねぇ」
虎徹「マトモそうなのは1人だけか……まあ、流石はお前が一緒に回るだけあるか」
雪緒「ふふ、彼女が一番肝が据わってると思いますけどね。あんなに普通の見てくれでも、虎を見た時にも全く動じませんでしたし。もしかしたら、極道よりも修羅場を潜ってるかも知れませんね」
虎徹「……ずいぶん持ち上げるじゃねえか」
雪緒「ふふ、だって彼女たちとのお話、とっても愉しかったんです」
虎徹「姐さんに浮気だって報告するぞ」
雪緒「ご自由に。彼女はそのぐらいで揺らぐ人ではないので」
虎徹「可愛げのねぇ、夫婦だな」
雪緒「そうでなくては、総長は継げませんからね」
虎徹「頼もしいこった」
雪緒「虎こそ、朝火ちゃんとはどうなんです?」
虎徹「……アイツとはそんなんじゃねえよ。ただの古馴染だ」
雪緒「そう言うなら、さっさとこっちから連絡を取りなさい」
虎徹「…………」
雪緒「巻き込みたくないのは分かりますが、会っておかないと後悔しますよ。会える時に会っておかないと……組の周りが落ち着いている、今のうちに…ね」
虎徹「……分かってる」
雪緒「その内、私も会いたいですねー。朝火ちゃん」
虎徹(雪とは絶対、会わせたくねぇ)
雪緒「ふふふふふ。私、とっっっても、楽しみにしてますねー」
虎徹「…………その内、な」
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「タカラ移動遊園地」後に虎徹がお迎えきた後の会話文。
雪緒が逸れたのは自分から離れて行ってたのと、虎徹は甥の湊を他の人に預けに行ってたって設定。
迎えに行った時、女子会状態だったので虎徹はちょっと引いただろうなぁ
(あまり違和感がない……)って死んだ目をしてそう。
でも1人だけパンケーキ食べてて羨ましいとも思ってそう。
雪緒は同行拒否しそうな性格なので卓中すごく RPしづらくて、同卓者からの提案待ちみたいなとこ多かったの申し訳ない……。でも、最後にはきっとあのメンバーのこと好きになってるんだろうなぁって思う。
あの後、連絡先ぐらいは交換したのかな……?