オクバデSS①「…ッ、ん…」
はぁ…はぁ…と果てた余韻で上下するバデーニの胸をオクジーの舌がねろりと舐める。
そのまま首の筋をなぞるように上へ行き、火照った耳に唇が触れる。柔らかい耳たぶを軽く食まれ、擽ったさに緩く手を挙げ抗議の意味を込めて肩を押した――つもりだったが
、オクジーの隆々とした筋を撫でただけでぱたりと寝具の上に落ちる。
その手を中世の騎士がするように恭しく支えると、バデーニのよりも少し厚い唇が爪に口づけを落とした。情事の口づけで柔らく水気を含んだ唇が中指をなぞり、手の甲に触れ、ぬるく濡れた感触が皮膚の感触を楽しむ様にゆっくりと腕の上を進む。
「ぁ…こら…やめろ…」
最初は温かいのに通った後は冷たい舌の感触をぼんやりと追っていたバデーニの腕を柔く掴むと、オクジーはその長い鼻を埋める様にバデーニの脇を舐めた。淡い毛がざらりと舐められれ、薄い皮膚がびくりと粟立った。
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