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    haruhayaaaate

    @haruhayaaaate

    ネタバレとからくがきとか進捗とかR18とか置くかもしれない
    進捗以外は溜まってきたらそのうちpixivにまとめたりする予定

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    haruhayaaaate

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    ちどはん♀ ※女体化、破瓜、噛み跡、大千鳥シルエットのみ
    大千鳥さんの朱に染めたり染まったりすると嬉しそうなセリフはたいへん妄想が捗る

    泛塵ちゃん♀の破瓜の血で昂ぶって手がつけられなくなる大千鳥さんもいるかもしれない
    わざと血が出るように乱暴に破ったりとか…

    ##にょたはん

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    野イタチ

    DONE #兼堀
    欠席のお詫びに、せめてもの、兼堀です。夏はなんだかんがいって好きです。
    ある夏の日 蝉時雨が降りそそぐ。障子は開けはなたれていて、温い風が風鈴を揺らした。畳に大の字になった彼を、僕は団扇であおいでいる。彼は眠ってしまったので、あおぐ手はおざなりだ。僕は目も眩むような青空を見つめ、太陽と木陰が作り出す、はっきりとした陰影と、どこにいるかも分からない蝉の声を聞く。まるで絵画を切り取ったような夏の風景だ。
     僕はほとんど、あおいでいない、団扇を置き、自分も寝そべる。さっきまで見ていた、景色ががらりと変わって、見慣れた天井になった。蝉の声だけが、どこへいてもついてくる。
    「兼さん。」
    名前を呼んでも返事はない。本当に寝入ってしまったようだ。僕は寝返りをうって、彼を見る。最初に目に入るのは、長い髪だ。せっかく整えた髪は寝乱れて絡まっている。夕方までには起こさないと、夕飯に間に合わないなあ。僕はそう思った。じっと彼を見る。指先をその髪に伸ばす。何度も櫛いているのだから、今さらその感触は新しいものではないのに、何度でも触れたくなる。そのたびに、僕は安心とも愛しさとも言えない感情におちいる。僕はさらに手を伸ばして、彼の指先に触れる。彼の肌が僕より冷たかったことなんて、数えるほどもない。僕はその手を握った。
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