Bugdollは改竄する「……コンパスの中枢にこのレイヤを送り込む。
君はあくまでも切り札だ。」
レイヤ……ハカセはボクが行く場所を視察するために記憶を改竄した、世界線の旅人のケースの1つダ。
「……ハカセ、ボクハVoidollヲ破壊スルノガ任務デハナイノカ?」
コンパスにイレギュラーと言うウイルスを送信するだけ、そうすれば……ボクの任務は終わる。
「……そうだ。
だが、レイヤの動きによっては君も侵入してもらわざるを得ないだろうね。」
脆弱なVoidollの管理システムでは容易にハカセが作ったウイルスの感染も拡大させやすい様だ。
しばらくしてレイヤが報告に帰ってきた。
「ポータルキーは簡単に制圧出来た。
しかし、あの世界線の【僕】に気付かれてしまったようだ。
そしてもう1人……あの世界線の【僕】が救援者を呼んだようだ。」
救援者……サポーターか?
「……ほう。」
博士もレイヤから感じる違和感に気付いたらしく、眉を動かしたがレイヤも任務を遂行する為にあちらの街に帰ってしまった。
「……Bugdoll、君も侵入の【準備】をするように。
レイヤに……【データ】が渡らない可能性が高い。」
……つまり、【世界の統合】に失敗したと言う事だな。
「貴方ハ……〖ドチラ側〗ノ人間デスカ?」
ボクノ任務二協力シテクレル方k
ソレトモ……Voidoll側ノ人間カ?
────
──コンパスへノ侵入、完了
「……げ。」
「ア。」
ボクヲ呼ンdノハ……レイヤダッた。
「オマエ、ハカセヲ裏切っtのカカカ」
詰め寄ろうとシタラエイワズ二乗っテ逃げられてシマッタ。
「キミハ、ボクノ世界二要らないN」
どういう事か問い詰めたいカラウイングヲ飛ばシテ、レイヤの気ヲ此方二向かさせた。
「僕は【僕】を取り戻す為に来たんだ。
邪魔しないでくれるかい?」
邪魔ボクノメモリーに、存在シナイ言葉だ、ダ、ダ……。
「……システムの解析するには【データ】が必要となる。
しかしその【データ】はポータルキーからしか奪えない。」
何だ……ソレ
ボクのシステムモアップデートガ、必要デスネ
please Wait..
システムのアップデート、完了
「ナルホド、ツマリ【データ】の回収ノ為二オマエハこちら側に来たノダナ。」
レイヤははぁとため息をついたが、ボクハ状況を把握シタ。
先ほどウイングで撃ち込まれた傷口を押さえていたレイヤはボクを睨みつけナガラも
「……まぁね。
中々にこの世界は面白い。
【データ】に触れた時に感じたもの以上に、【我々】の知らないものがある。
だから、君もハッキング以外の事も考え……くっ!」
ハカセの命令以外の言葉を出されたから、防衛本能として発動したウイングがレイヤの腕を刺し貫いた。
「オマエノ権限デハボク二命令スる事は出来マセン。」
ボタボタとレイヤの血が滴り落ち、ボクの勝利ハ…「粉々二消えてくれ」
「ガッガピピ」
転倒の入る連続カードヲ使われレレた……ボクはVoidollヨリも高性能な攻撃システムヲ搭載サレテいます。
ダカラ、ボクガ敗けるノハアリエマセン。
「オマエガ敗けるノヲ手伝ってヤルヨ。」
ウイングさえ当てレバ、コチラのモノ...ヽダ、ダ、ダ……
「触れられると錯覚したかな?」
ダメージを受けナイ……ダト……
クソっ、ならば距離を取れば……問題ハ無い
「ドカントいくヨ」
遠距離スキルならば…ボクの勝利ヲ確認……ッ消え……
「抵抗は無駄だと言っただろう。」
「ガピッ!」
何で……ボクガ……敗けたノデデデ……s……ヵ……
「【MMM】の秘術をご覧あれ」
「グッ
ガガガ……計画二シsy……ゥ……」
───Bugdollガ破壊サレマシタ
もうこの世界線には、用は無い。
───やぁレイヤ。
君の【データ】はコチラで預かろうか。
「なっ……」
ヒーローの改竄ノ邪魔ハ……ワワ……サセナイヨ。