AIくんに書いてもらった26歳組のお話事務所の近くのショッピングセンターへ買い物にやってきた姫里、緑乙、黄林の三人。
目的は事務所の備品、飲み物などの買い出しだが、だんだん寄り道が増えていく。
早く用事を済ませ事務所に戻りたい黄林をよそに、何にでも興味を持つ緑乙と親切心から案内を買って出る姫里。そんな二人についていくうちに、気がつけば黄林は一人だけ別行動となっていた。
「まあ、そのうち戻ってくるでしょ」
とりあえず、自分のスマホの位置情報を確認するが、案の上
「――あれ? 圏外?」
このショッピングセンターでは地下一階より下に行かないかぎり電波が入るはずだが……。
首を傾げながら見回すと、どうやらここは地下二階らしい。
「お兄さん、ちょっといいですか?」
背後から声をかけられた。
振り向いた先には一人の少年がいた。
身長百五十センチほど、中性的な顔立ちの可愛らしい美少年だ。
しかし、その笑顔にはどこか胡散臭さがあった
「……はい?」
怪しげな雰囲気を感じ取り警戒する黄林。
「今ってお暇ですか?」
「えっと……、友達を待ってるんですけど……」
「そうなんだ! じゃあ少し時間あるよね!」
断定するような言い方に戸惑いを隠せない。
「それなら僕とお話しませんか?」
「……」
無言になる黄林に対し少年はさらに言葉を続ける。