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    Aposan

    表に出さないような、私がいいな!と感じた、マイナーカプ(非公式や掛け合いなしcp)を置いています。
    ここでは容赦なくなんでも上がります。
    投稿イラストと共に注意喚起がありますのでご一読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
    また、イラストの閲覧の際に地雷cp等がある場合がございます。一切の責任は取りません自衛かつ、自己責任の閲覧をご了承ください。

    自由にのびのび描かせていただきます!
    まだ出会っていない、お気に入りのcpに出会えますようにと祈っております。

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    POIPOI 5

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    yuki_no_hate

    DOODLEWebオンリーこの傷痕ごと愛してくれ 弍 参加中です。
    短編小説①
    会話も何もかも同僚視点で語られる話です。
    水木が消えた話ある日唐突に水木が消えた。
    何かの比喩ではなく、文字通り消えてしまった。

    朝の事だ。出勤したら普段は誰よりも早く来て仕事を始めている水木の姿はなく、こんなに遅いとは珍しいとそんなことを思いながらいつも通りに過ごしていた。
    だが、水木は始業時間を過ぎても来なかった。どうしたことかと思っていると、見知らぬ男が慌てるように室内に入ってきて俺に挨拶をしながら水木の席に腰かけていそいそと仕事の準備を始めたではないか。
    もしかしたら部屋を間違えている新人かもしれないと思い、声をかけてみると隣席の男はキョトンとした顔をして、それから大声で笑った。そしてこうも言う。

    元から僕の席はここですよ、と――

    思わず耳を疑った。つい先日まで水木が座っていた席にも拘わらずここは自分の席だと宣う男は一体何なのだと思った。ふざけるのも大概にしてほしい。そんな言葉が口から出かかるが目の前の男かが嘘をついているようには見えず、それどころかそう言われてみればそんな気がしてしてきている自分がいて、どうにかなりそうだ。
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