こてんっカガリはベッドに座っていた。ドキドキと心臓の音が鳴る。
これから、恋人と会うのだから当然だ。久しぶりの逢瀬に気持ちが昂っていた。
「キラ・・・まだかな・・・」
呟いて待つが。時間が過ぎてもキラは現れない。プラントからオーブに来るのだからそれなりに時間はかかる。だが、予定していた時間より大分遅れていた。
何かあったのではないかと思っていたら、通信機が鳴った。
カガリが出ると、アスランからだった。
「キラが仕事が長引いて乗る予定だった船に乗りそびれたそうだ・・・」
「そうか・・・事故じゃなくて良かった」
「君は先に休んだ方がいい。いつ着くか判らないぞ」
「ああ・・・判ってる」
通信が切れたあと、カガリはそれでもうろうろとベッドの周りを歩き回った。
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