左腕•••父さんは、知っている。
ピッコロさんは、記憶にあったのだろうか?
頭の上に常にいる小さい神龍に問いかけても、何も教えてはくれない。
最近、
ここの悟飯のあの覚醒は今のところなく、オレも安心して最近は父さんと修行をしながら、母さんの農家の手伝いをしている。
風呂に入りに行くときは、母屋になっているちょっと離れた家に行き、悟天と一緒に入浴する。
「おおきいにいちゃんは、こっちにすまないの?」
「俺は悟空さんのお手伝いで来ているんだよ、あの場所でじゅうぶんだよ。」
前回と違い、俺が未来から来た悟飯とは言っていない、父さんの知り合いのってことになっているから。
「じゃあ、こんどぼくとまりにいってもいい?」
「悟飯くんがいいよって言ったら遊びにおいでよ。迎えにくるから。」
「うん。」
ゆっくりと風呂から出て、悟天の着替えを整える。
部屋の前で「おやすみ」をして、玄関に向かう。
「ちょっと、待つだよ。」
母さんに呼び止められる。
「はい、チチさん。」
「ちょっと話していくだよ。」
まだ寒い山沿いなので、暖炉に火が入っている。
そのまわりに椅子をふたつ用意して座る。
「悟空さから聞いてるべ。」
「?何か••••」
聞いているって、父さんは時々喋ってしまうから。
「ご両親いないことだ、名字は「みらい」さんでいいだな。みらい悟飯くんだな。」
父さん、そのままです。
って、言いたい。
「ここにいる悟飯くんと同じ名前ですが、みんな混乱しちゃいますよね。」
「おら考えただ。みらいくんって呼ぼうと思うだが、どう思うだ?」
「かまいませんよ。それでチチさんに混乱をさせなければ。」
「そうけぇ、あとはおらを、お母さんだと思ってくれればいいだ。」
「ありがとうございます、チチさん。」
母さん、俺はいつでも母さんだって思っているんですから。
記憶を消えてもそう思ってくれて嬉しいです。
夕べの話の後、玄関を出るだけで寒さを感じる。
空を飛べそうにないから少し走って帰る、身体はほどよくあたたまるも、小屋に帰るとひんやり空気にストーブをつける。
1日が終わったあとには、左腕のガードを外して水道で洗う。
ピッコロさんの腕が指先がも洗う。
「思った以上に丈夫でよかった。」
しっかりと拭いて、取り付ける。
こっちに来ている未来のトランクスに感謝もあるが•••メンテナンスのときは会いに行かないとな。
部屋の中が暖かくなったころ、ストーブを消し布団をひいて、ねむる。
「みらいのにいちゃーーーん、おはよーーーー」
「は!!!」
ドアの開いた音と、悟天の声プラス布団に乗ってくる•••ズシンと不意にうちに腹に一撃をもらったので、そのあと
「ごほ、ごほごほ•••」
と咳き込んだ。
「まだ、寝ていたんですか?」
起き上がると悟天は横に、入口にここの俺の姿。
気配を感じさせずに来たのか、俺が安心しきっていたのか。
「おはよう。」
「おはよーー」
「おはようございます。」
日は上がっているも時間は6時すぎ、まだ朝食には早いはず。
「あそびにきたんだよ〜」
「悟天に何か言ったんですか?」
「ん?風呂の時かな?」
「朝、さっき寝た僕を起こして、大騒ぎの悟天がいるんだよ。」
目の下にクマが、
「おかあさんが、みらいにいちゃんときょうはおでかけしてきたらって。いうから、たのしみなの。」
みらいにいちゃん?
俺のことか
「お母さんが、朝から元気な悟天に説得させられて、みらいさん、ってこともそこで話を聞いたみたいで。僕も、そう呼びますので、今日は、1日、悟天を、よろしくお願いします。」
半分寝そうなここの俺。
「じゃあ、そういうことなら。先に朝食してからどこかに行こうか。」
「うん。」
「お願いします。」
眠そうでふらふらな俺を片手に、悟天を、抱っこして空へと家に降り立ち、部屋に放り込んで悟天と母さんが作ってくれた食事を食べる。
お弁当を作ってくれてあり、リュックサックとカバンにに水筒も入れて出かけることになった。
「どこいくの?」
「お花見かな〜」
晴れている暖かい場所で、たくさんの花が咲く中、上を見上げると桜の花がゆらゆらとしていた。