今日はいちだんと暑い日
悟天は「暑い〜とけそうだ〜」と唸りながら、パンツ1枚でソファーにごろごろダラダラ
そんなダラダラ〜していると、キッチンから悟飯が何か作って持ってくる。
「冷っこいのを作ってみたけど•••」
「嬉しい!」
デザートの雰囲気を感じ取った悟天は直ぐに食事する方へと移動。
「薄皮のもちで包んで中にアイスとイチゴを入れてみたよ、気に入るかな?」
「いちご大福〜みたいで。」
パクリっ
ヒンヤリ
「美味しぃ〜」
「よかった。」
ホッと悟飯は心で思う。
自分も食べながらこれは美味しくできている、悟天くんのその笑顔を見れて次に何を作ろうかな?と思っていた。
「悟天くん、休みの日だけどそのかっこは••••いつ、トランクス来るかわからないから、その上に1枚来てもいいと思う。」
「俺は、休みの日だからいつでも悟飯さんとって思っているし、ダメですか?」
「それは、そのお誘い••••なのかな。誘うってことだったのか••••俺が甘かった。気づけない俺も。」
「真剣に悩みすぎだよ、そうだったらキッチンで後ろから抱きついて誘うから、今のは冗談だって。」
困り顔の悟飯を悟天は、ちょっと気まずそうに笑った。
夜も暑かった。
クーラーを入れてあるものの、ふたりは別々に寝ることはない。
なら、肌掛けもなくゴロンとベッドに寝ているだけ。
「明日、トランクスに頼んで涼しい家の構造を頼んでみようって思う。」
「俺がブルマさんの所に行って、話をしてくるからいいよ、これじゃあ、せっかく隣で寝ているのにべったりできないからね。」
「!ご、悟飯さん••••」
「だろ?」
その夜は何事もなく過ごすこととなった。
次の日
スクールに行っている悟天の間に、ブルマの家を訪ねる悟飯はベジータに相手をしろと稽古場に連れ出された。
「あまり、修行のお役にはたてないと••••」
「カカロットと修行の稽古をしているそうだな、どの程度か見極めてやる。」
コテンパンとまではいかないが、それなりの戦いぶりにベジータも納得して、そこに来ていた悟空も腕を組んで自慢げの頷いている。
「まあまあ、よく鍛えられている。」
「な、ベジータ。腕がなくったって、戦闘の仕方によっては隙がねぇだろ?」
「確かにな。これなら何かの時に戦力になる。」
「ありがとうございます。」
悟空以外の修業にも勉強になると身体に覚え込ませた悟飯は、ブルマに家の構造改造ホイポイカプセルを貰い、悟空とともに帰ってくる。
「父さん、今、冷たいもの出しますから。」
「おう••••」
冷たいモノは昨日出したいちご大福もどきで、椅子に腰掛けながら、にさん個たいらげる。
「うんめぇな〜悟天のヤツ喜んだだろう?」
「おいしそうに食べてる悟天くんがいました。」
「そろそろ、呼び捨てで呼んでやれ。前は悟天って呼んでたろ?」
「あっちが悟飯さんと呼ぶから、複雑なのはわかるんですけど。俺も、悟天くんって呼んだ方がいいのかって、心の中では悟天って呼んでますから。」
「なあ、悟天は、大人なんだからよ。子供扱いはアウトだからな。でぇじに育ってきたけど、なんっつうか、遠慮しているところがあるみてぇで、悟飯、押し倒せばいいくらいで行け!」
「父さんらしくないことを。悟天くん、時々うなされて、子供のような言葉になったり、喉の傷のことも理解していなくて、声変わりしない声にもコンプレックスあるみたいで。」
「後遺症か••••そこまでは気づけなかったな。孫。」
「ピッコロさん!いつの間に。」
「ずっと、そこに座ってたぞ。」
「気配の消し方が、凄いです。」
ソファーに座るピッコロに笑顔。
「今、水出しますね。」
キッチンに行く悟飯を見ながら、悟空はピッコロに細目で見ている。
「何だ?」
「オラの時と、悟飯の態度がよう〜」
「オレのほうがいいらしいと誰かは言っていた。それだけではないのか?」
「もっと、この悟飯には甘えて欲しいな〜って思ってるんだぞ。」
「確かにそうだな。」
「話、聞こえてますけど、俺は、悟天くんにたっぷりと甘えているので大丈夫ですよ。弟って思えないからそんな甘えができるんだって思えるんですけど、俺より頼もしいって思ったから、この時代で悟天くんといたいって思えたので、生きる希望にもなったから、特別な存在です。」
水を置きながら、顔を赤らめる悟飯に悟空もピッコロも仕方ないと顔を合わせた
「特別な存在だから、大事にしたいし。こうして一緒に暮らしているなんて嬉しいくらいで。そりゃ俺だって、夜とかはって考えるけど、キスぐらいだし。」
ふたりは照れくさそうに聞いているも、悟飯は真剣に話していることに、とにかく聞いている。
「挑発してくる悟天くんには、爆発させたいところもある。どうしたらいいかって、俺が悶えるだけじゃ若い悟天くんは満足しているのかって不安になるし、ほら、うなされる悟天くんを逆に慰めてる時もあるから••••こんな時、父さん、ピッコロさん。どうしたら一番いいのかな?」
「オラにはわからねぇ。いや、オラはやろうっと思う時にやるのが一番だと思うぞ。う〜ん、ピッコロ、そういう時はどういう時だ?」
「!!!!!う〜ん。」
「チチはアレだったぞ。」
「性別が違うからな。」
「う〜ん。」
悟空の中でいろいろ考えた結果、
「クリリンとベジータに聞いたほういいか?」
「バカもの!そっちの方が答えがでんわ!悟飯、悟天と話をしてみるんだその方が早いかもしれないぞ。」
悩みの解決には•••••