「クッキーのお返しですか•••忘れていました。」
僕は、悟天からもらったチョコレートのお返しクッキーを買うのすら忘れていた。
兄ちゃんとして最大の不覚、母さんに今日でも一緒にクッキーを作るとでも言わないと•••
「おかあさん•••」
先を越されている?もう、悟天が目の前にいるじゃないか。香ばしい匂いも漂って、
「かあさん、悟天。オーブンから出してきたよ•••」
目が合う。
僕は気まずいのでその場から離れようと思う。
「一緒にやらないのか?」
「あ、にいちゃんもいっしょにやろうよぅ」
手を洗って、クッキーの型取りをする生地の伸ばしをすることになる、にしてもこれは大量だ、こんなに何処に配るんだ?
「悟天、不思議そうに生地を伸ばしてるぞ。」
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